猛暑続きますね。
さて、お久しぶりの【思い出のグラフィック】記事です。

 

今回は、夏休み特別企画(!)といたしまして
デザインではなくイラストレーション仕事紹介をさせていただきます。
本文の似顔絵イラスト群です。

 

浅草キッドの言わんのバカクイズ2
1993年 扶桑社刊

文庫変形版、197頁、ソフトカバー仕様

装丁デザイン:小栗山雄司(扶桑社)、装画:北田哲哉

 

何年前の本かちょっと計算できない(笑)のですが…
随分古い本みたいです^^
時代を反映した小栗山氏の装丁デザイン、北田氏のキッチュな装画、大変素敵です。
また「言わんのバカクイズ」は当時、流行したフレーズだったと思います。
 
 
思い出のグラフィツク_1
思い出のグラフィツク_2
思い出のグラフィツク_3
 
……………………..

子供に出題するとバカうけ、
言わんのバカクイズで父は子供から尊敬の二文字を手に入れることができる。
「浅草キッドの奇跡を呼ぶラジオ」をまとめた一冊。

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ボク自身、現在は99%装丁仕事を生業としておるのですが、
こちらこちらの記事でも書いておりますが
学生時代からイラスト仕事をさせていただいておりまして、
その中で『TV Bros.』(東京ニュース通信社)というTV情報雑誌に、
著名人似顔絵を毎月5人描くという仕事がありました。

 

とはいえ、個性を前面に出したイラストで。というよりは、
まずは似てることが最優先。それに自分なりのテイストを混ぜていくようなタッチで。
その仕事延長で発生したのが、本書の似顔絵仕事でした。
傍にあるゆる〜く味のある文字も要ですね^^

 

↓アントニオ猪木氏から小森のおばちゃま。
そして知る人ぞ知る矢追純一氏の似顔絵まで21点ほど。

紙はケント紙。ポスカ、サインペン等で。
 

 
●1990年代の仕事_1
●1990年代の仕事_2
●1990年代の仕事_3
 

大学では「卒業すると制限のある仕事も多くなるから、学生時代は
出来る限り自分のやりたい事を表現しなさい」という教えを受けており、
一方で、机上に対していわゆる現場での仕事というものを経験しながら
教授の言うことがよく理解できたという背景がありました。

 

回想すると、大変貴重な経験をさせていただいていたと思います。
レップ会社のS様には、仕事をよく振っていただき、
励ましのお言葉、時に厳しいアドバイスをいただいたり
本当に良くしていただきました。まさに恩人でしかありません。
(お元気かな〜。SNSで繋がりたいものです^^)

 
●装丁+装画の仕事_1
●装丁+装画の仕事_2
●装丁+装画の仕事_3
 

ボク自身は、まだ社会に出る以前より
実際の現場(仕事)に放り出され、雑誌や広告の仕事をさせていく中で
(長く)必要とされる能力とは一体何なのかを身を持って知り、
考え方がかなり変化しました。
当初の考えですと、すでに活動が行き詰まっていたはずです。
 

上の事を含めて全ての活動が現在に活きてると感じます。
ますます精進するぞと誓う2025年の夏なのです。