常に〈未来〉を見て活動はしてますが
たま〜に〈過去〉を懐かしんでます。

大学卒業後は
 

イラストレーター(フリーランス)
デザイナー(契約社員未満)

 

半々の活動を数年間続けていました。
生活はできていましたしどちらも面白かった。
流れ(惰性)でそうなっていたという感じです。
上の装丁画像(見開き状態)は、自分が24、5歳時の、
自費出版社でのインハウスデザイナーとしての仕事群です。
 

写植を切り貼りしての版下作り、色指定、2色印刷仕様。
その代わり、紙資材はコート紙、アラベール、こもんなどのスタンダードな銘柄から、
シャイナーやきらびきなどのかなりコスト高な紙も使用できました。
なので2色印刷といっても実物は充分存在感のある書籍になってました。

 
↓こちらは自費出版社の第2期ともいえる仕事群。
徐々に印刷:プロセス4C仕様がデフォルトになっていき、
写植・版下から完全データ入稿に移行へ。量をこなせた事が何よりも人生の財産。

 
↓箔押し加工のケースも。

 

当時、仕事量もなかなかありまして(1ヶ月に10〜20冊程度)
上司にはデザイナーがいないので、
同世代の同僚とデザインがマンネリにならないよう、
常にいろいろな表現を探しつつ、
知識を蓄え実践。トライ&エラーの連続。
模索していた時期です(現在ももちろんそうですけど)。
 

基本2色印刷で。という限定されたなかでの
創意工夫と量をこなせたことが
とても身になっていたのではないかなと思っております。
 

かつて、こういう仕事と場をいただけたこと、
社長、上役、そして
ともに研鑽を積んでくれた同僚M氏に心から感謝しています。
(Yちゃん、S君も!有難うございました)