【思い出の装丁_46】でございます。
さて、今回の本は、

 

カレッジ・ミュージック・ファイル
大学生が選んだJ‐POPS&J‐ROCKガイド 1996年 ライオン社刊

 

A5判、207頁、ムックタイプ
ライオン社様は、受験関係を主とした事業を展開されている学参教科書出版社です。
1996年…..古い…一冊です。
確かこの年は完全フリーランスになってた頃かなと思います。
 

こちらの本もスコーンと記憶から消えておったのですが、
なんと。近所の古本屋で見つけてしまいました。
これは買わずにはいられない。

 

同じく、忘れていた仕事

 

今見ると甘い….甘ったるく気恥ずかしい仕事です。
自分の黒歴史的な部分は見せたくないのが
人の心理だと思いますが、
なんとなく自分を笑えてしまう感もあるので投稿させていただきます。
ええ、笑えます^^

 

この仕事は、出版社から直で依頼があったわけではなく、
レップ会社経由でいただいたものです。

そこには大学時代からイラストレーターとして登録させていただいており、
仕事もいただいていたのですが、
その派生案件の一つとして、
デザイン仕事も少しありました。

 

↓懐かし(!)のイラスト仕事群。アナログ、デジタル手法混在時代。

 

装画も担当、文庫本
 

リンクする時期
 
 

当時、代表そしてSさんはじめスタッフの方には大変お世話になり、
イラストの方は雑誌・PR誌や広告媒体、
はたまたTV番組の背景画など
本当に貴重な経験をさせていただきました。
 

学生身分で右も左も分からなかった自分に
業界のイロハを教えてくださった恩人(社)です。
そのように多くの人にチャンスを与え続けられた代表は、
現在、各メディアに取り上げられるような
著名な方になっていらっしゃいます!

 

ムックの仕事

 

↓本文デザインは別の方担当。時代ですね。


 

装丁に関しては、
特色3C印刷で。スミに見える濃色は赤と紺の掛け合わせ色です。
アーティストの似顔絵も担当し、それらを散らして配置。

 

背景となるアーティスト名は蛍光グリーン印刷。
フォントウエイト、行間、
そして枠周りの白箇所の綺麗さがイマイチなど
もうちょっとなんとかしろ!と
当時の自分に言いたいですが^^
 

ちなみに
帯部分に当たる下部のかなフォントは「墨東」
マイルドな雰囲気になるので
当時、好んで使用していた書体の一つです。

 

1996年あたりですと、自分自身まだ経験も浅く
そう多くはないデザイン仕事の一つとして
ワクワク、ドキドキしながらデザインしていたと思いますね。

 

もし古本屋等で見かけることがありましたら、
懐かしいアーティスト話とともに装丁の方も
ご笑覧いただけたら幸いです。

↓J-POPといえば、こんな本も!

『読む J-POP 1945-2004』
朝日新聞社(朝日文庫)2004年の仕事

 

おそらく、現在の仕事も、
数年後、十数年後には甘々に見えると思います。

どこまでいっても「まだまだだな」という気持ちがあるのです。
またそれがなくなったら潮時かもなとも思っています。

引き続き精進を重ねてまいります。