【思い出の装丁_50】でございます。

さて、今回の本は、

 

癒しへの旅 2007年 PHP研究所刊

 

四六判、333頁、ソフトカバー造本
前回の投稿に続きこちらもスピリチュアル分野です。
 

この仕事は、訳者の牧野.M.美枝先生からご指名を受け
編集者のK様からご依頼いただいた経緯でした。
ご指名というのは活動するうえで励みになりますし
デザイナー冥利に尽きるものであります。

 

翻訳・牧野.M.美枝先生との仕事_1
翻訳・牧野.M.美枝先生との仕事_2

 

記憶を辿ると本書がPHP研究所様とはじめてのお仕事だったかもしれません。
光栄なことに、この時期からお付き合いが増えてまいりました。
そして現在も<(_ _)>

 
 
PHP研究所様との仕事_1
PHP研究所様との仕事_2
PHP研究所様との仕事_3
 

本の内容は、

世界24カ国100万部突破! 「この物語は、読む者を勇気づ
け、誰しもが内に秘めた癒しの力を実際に証明している」—-ジョングレ・グレ
イ博士をはじめ、ディーパック・チョプラ、アンソニー・ロビンズといった多く
の人々から絶賛され、アメリカでベストセラーになった書籍の待望の邦訳です。
著者であるブランドン・ベイズはバスケットボール大の腫瘍を宣告されます。彼
女は、なんとその腫瘍を彼女自身の持つ自然治癒の力で消してしまうのです。さ
らに、その魂の奇跡ともいうべき手法を、他人に応用するプロセスを構築し、多
くの人々を癒しの旅へと誘ってきました。前半では、彼女自身が体験し
た自然治癒の奇跡の物語を、後半ではあなたを肉体的、精神的に苦しめるもの
は何であるのか? あなた自身も気づくことができなかった、あるいは、記憶の
奥底にしまい込んでいた、その根源に触れる術を説き癒しの力を実証します。

となっております。

 

装丁に関しては、
スピリチュアル分野ですし、
繊細さ、美しさが醸し出されると良いなあと思いながらデザインしております。
またそれが合う質の本でもあったので。

 

スピリチュアル装丁で心がけていること

 

表1面積の上半分は写真を配置、
自然(治癒)、癒し、旅(立ち)を連想させるようなイメージで。
下半分には書名と帯文で構成。
一寸、全て帯文に見えてしまうリスクもあるのですが、
編集様に提案させていただいたところ
すんなりOKいただいたので採用。

 
そして、本の書名で使用している書体は、
新聞明朝体系統ではありますが違い、別のフォント。
こちらも細身ですが女性的な美しさを持つ書体だな。と
個人的に思っております。好きです^^

 
新聞明朝体を使用した装丁
 
また興味深いことに後年、ナチュラルスピリット様から新版として
装いも新たに刊行された本でもあります。

(このケースはあまり経験ないですね)こちらも装丁担当です。
書名に変化をつけ、帯ネーム類は前書と切り口を変えておられますね。

 

ジャーニー 癒しへの旅 2011年 ナチュラルスピリット刊
 

 

付き物紙資材は、
 
癒しへの旅〜
カバー:ヴァンヌーボV、帯:ヴァンヌーボV、共にマットPP加工
表紙:タント、見返し:星物語、別丁扉:サーブル

 
ジャーニー〜
カバー:ヴァンヌーボV、帯:OKミューズガリバーリラ、共にニス引き
見返し:NTラシャ、表紙と別丁扉:アラベール

 
となっております。