PHP研究所様の新刊単行本です。

四六判、並製、224頁。
数多の書を著されている国際政治学者、平和学者の篠田英朗先生の書籍です。

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NATO=集団的自衛権の必要性を証明したウクライナ戦争。
集団的自衛権の歴史を紐解き、国際秩序の維持こそが日本を守る事を示す。

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PHP研究所様との仕事_1
PHP研究所様との仕事_2

装丁に関しては、
集団的自衛権から連想する
アメリカ、日本の国旗画像を使用した案、
文字装(文字のみで構成)の案、

この2種で絞ってまいりました。

 

最終的に、S編集長の思い入れも
多少入られまして写真案採用と相成りました。
ビジュアル面でスッと目に入ってくる強さ、分かりやすさプラス書名、
訴求力が優位なのはこちら側だと自分も思いました。

 

国旗のなびき方、その様子の画像位置関係、
これらは吟味し何度もシミュレーションを重ねております。

 

白地に旗をなじませ、溶け込ませていくようなイメージ。
一方で本の内容を考えると紙地はプレーンではなくて、
エンボス強めの抵抗感があり若干荒い感じが理想でした。

 

↓カバー紙:パターンズF コットン
キャンバス地に絵(写真)を描いたようなテイストに。

そしてインキ面のグロス感が善きです。

 
PHP研究所様との仕事_3
PHP研究所様との仕事_4
 
また
(カバーではなく)
表紙デザインの方もいろいろな考え方がありますが
今回はカバーエッセンスの一部を拡大し、構成する方向で。
表紙表1に書名を入れる入れない、
または社の規定で情報をすべていれるなどケースは様々です。
 
デザイナーの意図が分かる箇所でもあるので、
自分が書籍を見る際は、必ずカバーをとって表紙デザインも
チェックしてしまいます。

 

書店で、表紙だけを見て真剣な顔かニヤニヤしてる表情の方がいたら
それは怪しい人ではなく、装丁家かもしれません。笑

 

 

付き物紙資材は、
カバー、帯ともにパターンズF コットンにグロスニス引き、
表紙:ビオトープGA-FS、別丁扉:ハンマートーンGA-FS、
見返し:ビオトープGA-FS

になります。
 
 

追記
 
篠田先生よりツイッターにてお言葉をいただきました。
光栄至極でございます。

 


 
著者様と直に交流をさせていただける、これはSNS最大のメリットで
あると感じますしデザイナー冥利に尽きるものでもあります。

 
この書籍が多くの読者に届かれること切に願っております。
 

11.18頃発売予定
装丁担当