【思い出の装丁_43】でございます。
さて、今回の本は、
愛され笑顔のつくり方 トレーニングがクセになる楽しく学べる実践法
2008年 サンマーク出版刊
四六判、191頁、ソフトカバー
サンマーク出版様と初めてお仕事させていただいた本、
編集者w様とのお仕事です。
以下、本の内容紹介より
「人と話すとき、顔がこわばってしまう」
「うまく笑えない…」
「また作り笑いをしてしまった…」
こんな悩みを抱いたことはありませんか?
これは誰もが一度は抱える、「表情の悩み」です。
私たち日本人はうまく笑顔を表現できない一方で、
イヤな感情はすぐに顔に出てしまいます。
その理由は「感情と表情筋」のバランスが良くないから!
キレイな笑顔の第一歩は「自然な笑顔」なのです。
本書ではそんな「理想の笑顔」につながる、
表情の「秘密」を分かりやすく紹介していきます!
楽しくできる「感情と表情のトレーニング」も収録!
人生は表情ひとつで変えられます!
笑顔が苦手な人はもちろんのこと、
就職活動をしている人やビジネスマンからも大きな反響がありました。
自分の笑顔を輝かせたい人にも絶対にオススメの一冊です!
ここまで。
本書はあくまでも笑顔の練習帳ではなく、
人間の持つ感情、それと表情筋をうまく結びつけることによって
「魅力的な表情」になる。それが大切だと説かれています。
感情のクセを知ることで可能になる。
「マナミ式・スマイルスタイル」メソッドで
気軽に簡単に魅力的な笑顔になる。と記されております。
装丁に関しては、
9割方女性に向けたデザインに。
モデルさんの素敵な笑顔写真を大きく配置。
細めのフォントを使い、スッキリと大人っぽい感じで。
本文デザインに関しては、
理論編の読み物パートは通常の棒組みモノクロ1C印刷、
中盤に実践編として4Cでメソッド系ページが入る台割。
そのパートもあまり装飾的にゴチャっとはさせず
全体の流れを意識してシンプル目に仕上げています。
付き物紙資材は、
カバー：コート紙にグロスPP加工、帯：OKミューズガリバーリラ、
表紙：アラベール、見返し：NTストライプGA、別丁扉：OKミューズガリバーリラ
になります。
そういえば、笑顔本の装丁デザインといえば、こちら↓もありました。
笑顔セラピー カタチからつくるハッピー・ライフ
2001年 KKベストセラーズ刊
読者対象は近いので、装丁の考え方も似てたと思います。
印刷：特色２色＋マットの銀箔押し（紙資材はコート紙にマットPP加工）。
こちらの本には、作り笑顔でもそれをしていると、
だんだんと感情の方も伴っていくと書かれておりますが、
いずれも笑顔の大切さをうたっておりますね^^
装丁仕事は、編集様との出会いがとても大きく、
自らが意図していなかったような分野本を手がけることがあります。
本書もそのケースだったように思います。
手探りで進めていった仕事も完成後にはとても良い経験になり
プラスに転じることがほとんどです。
またその本を見た別編集様からご依頼がきたりで…..そのように仕事は広がっていくのですが、
意外にもこの分野本も性に合っていたのかと思わぬ発見もあったりします。
