【思い出の装丁_31】でございます。
このカテ投稿に関しては今年最後かな〜と踏んでいます。

 

本日「いいかげん」日和 そのまんま楽しく生きる一日一話
2010年 PHP研究所刊

B6変形判、497頁、上製造本。

まさに数え切れないほどの書籍を著されたひろさちや先生の既刊。
平易な言葉で多数の入門書を執筆し、一般の人々に仏教を身近な物として再認識させた(Wikiより)偉大な方です。
 
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幸せになろうと頑張りすぎて、逆に不幸になっていませんか?
「ありのまま」に人生を楽しむための知恵を一日一話形式でやさしく紹介。

 
ひろ/さちや
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。
同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。
65年から85年まで、気象大学校教授を務める。
膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く。

 
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PHP研究所様とのお仕事_1
PHP研究所様とのお仕事_2

 

(良)いいかげんで、そのまんま生きていこう
という一日一話形式でそのお知恵を記されたもの。
 
あるがままとも言えると思います。
良い(と見える)こと、悪い(と感じる)こと色々な事が人生では起こりますが
それでも受け入れてそのまま、楽しんで生きていこうという姿勢です。
 
そう決めると腹が据わります。
 
嫌がったり、なんとかしようとしすぎると
感情振幅が大きくなり余計悪循環になりうる。
一方で、とても強い生き方だと自分は思います。

 


 

 
装丁に関しては、
水彩で描いた抽象的なモチーフを配置。
柔らかい感じ。コロコロと転がすようなイメージで。
 
水彩表現は紙への定着度合いが高く
(抽象的でしょうか)デザインに深みが増すので
個人的に非常に好きです。

 

カバー紙は銘柄:サーブル
この紙は昔からお気に入りで、特に手触り感がたまりません。
細かな縦目のエンボスが手にピタっと馴染みながらも
ザラッとした抵抗感もある感じ。その塩梅がとても心地よいのです。
ただインキを吸い込む紙なので適したデザインを多少選ぶかなと思うので
使用する際は慎重に選ばせていただいてます。

 

紙:サーブルをよく使用していた時代

 

カバー表1センターにある朱色囲み地が帯にも延長しているので
繋がりを意識し、2色印刷で出来る限り同色再現を試みました。
帯紙は色違いのサーブル紙。
 

 

PHP研究所様とのお仕事_3
PHP研究所様とのお仕事_4
 

それから題字フォントは和風で細くても強いフォルムのものを選んでおります。
色々充てて試したのですがしっくりきたのはこのフォント。
(自分の中でピタッとくる時があるんです^^感覚的なものです)
相対で他は柔らかく綺麗な明朝体を選んでいます。
太いフォントは使いたくないなという拘りがありました。
タイトルフォントと差が出てよかったかもしれませんね。
 

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著者のひろさちや先生、
残念ながら、今年(2022年)85歳でお亡くなりになったとのことです。
仏教を伝えるべく執筆と講演活動に捧げられたその人生、尊敬の念に堪えません。
 
先生のように何か一つのことに専心し継続し、
追求する人生は子供の時から憧れ、とても魅力的に映ります。
自分も少しでもそのような人生を送れたらいいなと思うのです。

 
これからも精進し続けて参ります。