【思い出の装丁_78】でございます。
気づけば師走もすぐそこ。早いものですね。
さて、今回の本は、
日本経済新聞 きょうのことば
2002年 日本経済新聞社(現・日本経済新聞出版)刊
小B6判、236頁、ソフトカバー仕様でございます。
編集者・O様との仕事です。
氏にも長年お世話になり続けております。
いつも有難うございます。
●O様との仕事_2024年●
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「最近よく目にするけれど、具体的にはどんな意味なのか」
「新しい言葉なので、辞書や実用書に載っていない」。
こんな「ことば」を簡潔に解説。
2001年~02年8月『日本経済新聞』掲載「きょうのことば」をもとに編集。
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日本経済新聞出版様との仕事_1
日本経済新聞出版様との仕事_2
日本経済新聞出版様との仕事_3
本書は、日経新聞1面記事のキーワードを解説した好評コラムを
単行本化したものですね。
小B6判で持ち歩くにもさほどストレスないサイズ。
まだスマホは登場していない時代ですので
この本を電車の中、カフェ等で取り出し
勉強してた方もいたのではないでしょうか。
装丁に関しては、
用語集とはいえ堅苦しい感じにはしたくなかったので、
ほんの少し軽め+スマートさ+信用性(日経新聞ですし)を心がけ
当時の現在っぽさ。みたいなデザイン位置を狙ってたと思います。
印刷は、特色銀+スミ+赤で構成。
本書で登場する「ことば」を、
銀色でカバー地紋的に敷きつめております。
カバー・帯共にヴァンヌーボ紙を使用してるので特色もより生きてきます。
ボク自身は、基本的には感覚的な人間なので
言葉にするのが上手くないのですが….
このようなデザイン構成(感覚)は、
書体等変えれば20年以上経った今でもアリかもしれないナとは思います。
特色使用の装丁仕事_1
特色使用の装丁仕事_2
特色使用の装丁仕事_3
また、2002年の仕事としてはこちらの本もありました。
懐かしぃー。
伊藤元重の日本経済がわかるキーワード
2002年 日本経済新聞社(現・日本経済新聞出版)刊
A5判、344頁、ソフトカバー仕様
特殊加工の装丁仕事_1
特殊加工の装丁仕事_2
特殊加工の装丁仕事_3
経済学者・伊藤元重先生の著書です。
装丁に関しては、
モノトーン構成で伊藤先生のシルエットのみ黄色のワンポイントで。
特筆すべきは、カバー地色はマットスミインキで印刷して、
英字をスミツヤあり箔押しを施しております。
質感を変えると結構差が分かり面白い効果が出ました。
帯地色は特色銀色です。
↓表4も表1同様にスミツヤあり箔押しを。
本書の番外エピソードとしては、この頃の職場同僚から、
「この本、デザイン担当だったんだね。良いですね!」と
お褒めメールを頂戴し、随分久しぶりだったので嬉しかったのと、
仕事って意外に見られてるんだなぁと
ゾクッと緊張したことを妙〜に憶えております^^
Nさん、お元気ですかね〜。
付き物紙資材は、
日本経済新聞〜
カバー:ヴァンヌーボV マットPP加工、帯:ヴァンヌーボV グロスニス引き
表紙:ヴァンヌーボV OPニス引き、見返し:タント
別丁扉:ヴァンヌーボV
伊藤元重の〜
カバー:ヴァンヌーボV マットニス引き、帯:ヴァンヌーボV グロスニス引き
表紙:リ・シマメ、見返し:OKフェザーワルツ、別丁扉:ヴァンヌーボV
日本経済新聞〜:装丁担当
伊藤元重の〜:装丁・本文デザイン担当