【思い出の装丁_75】でございます。
今日は11.1でイチ並び。
ゾロ目で縁起良いので投稿します^^
さて、今回の本は、
“本物”を見極める 3億円のヴァイオリンはいかに鑑定されるのか?
2011年 ヤマハミュージックメディアコーポレーション刊
2011年の装丁仕事_1
2011年の装丁仕事_2
2011年の装丁仕事_3
編集者・A様との仕事です。
こちら版元様はヤマハグループの出版社でした。
(現在は解散されているようです)
その名の通り、音楽に特化した本がほとんどで
楽譜をはじめマンガで音楽史を学べる本や、
図解ムック系など分野は絞りながらも
幅広い書籍群を刊行されておりました。
あのKING OF POPの写真集仕事
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ヴァイオリンのことを何も知らなかった男がなぜ億を超える銘器を売り始めたのか?
ヴァイオリンの鑑定とは、謎の多い世界。
まったくヴァイオリンの知識がなかった著者が、銀座に店を開き、
数千万~億単位のヴァイオリンを扱うようになったのはなぜなのか。
そもそもヴァイオリンの鑑定とはどういうことなのか。
価格はどうやって決められているのか。
本物と偽物の違いとは。
など、ヴァイオリンビジネスの不思議な世界を紹介するとともに、
100%の正解がない世界で、
銘器の価値を決める鑑定に挑み続ける著者の人生に迫る。
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本書は、ヴァイオリンビジネスという大変希少な内容で
その事業で店主でもある佐藤輝彦さんの著書。
ヴァイオリン鑑定の奥深い世界と
佐藤さんご自身、鑑定士になられるまでのストーリーも
語られております。紆余曲折、大変苦労された一面もあり
読みながらグッと感情移入していまいます。
また、巻頭・巻末にはフルカラーで鑑定の様子や楽器の修復工程、
銘器の写真等が掲載されております。
ヴィンテージならではの趣があります。
ちなみに皆さんも耳にしたことがあると思いますが
銘器ストラディヴァリウスなどは、
5億円(!)もの値が付くようですよ。
装丁に関しては、
全体的にはクラシック+エレガント系な雰囲気で。
その上でテレビ番組・お宝鑑定団的なエッセンスが
隠し味的に加われば。のようなデザインです。
表1は「本物」「見極め」「1秒。」の文字が
パッと目に入るように。そして他箇所に注意がいくと理想的だなという…
書名フォントは「光朝体」ですね。
あの田中一光先生が開発された書体です。
光朝体使用の装丁仕事
↓巻頭・巻末にフルカラーページ
↓音楽系出版物でも幅広くマンガ系から図解ムックまで
音楽関連の装丁仕事_1
音楽関連の装丁仕事_2
他にもこちら版元様との仕事では
下記のような仕事があります。
装丁はポップな雰囲気ですね。
編集者・K様との仕事。
みるみるカッコいい音に変わる!
1万人を教えた人気講師によるバンドが成功する練習方
2015年 ヤマハミュージックメディアコーポレーション刊
POPな装丁デザイン_1
POPな装丁デザイン_2
POPな装丁デザイン_3
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ちょっとした工夫で、1音目から観客を魅了するようなカッコいいバンドに変わる!
音楽知識がゼロからでも始められるバンド入門書。
「音がスカスカする」「一人ひとりは弾けるようになったけれど、
合わせるとカッコよく聞こえない」などの悩みを持つバンドの疑問にこたえる。
これまで1万人以上に音楽理論やバンドの基礎知識を教えてきたベテラン教師が、
バンド全体の精度を上げるための方法論を紹介。
重要なのは一人ひとりのテクニックだけではなく、
それぞれの楽器のパフォーマンスを上げること!
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中高生あたりからバンド活動を始める人たちが多いと思いますが、
読者層はその年齢〜20代位の本です。
内容は譜面も多いですが、挿絵イラストを多用し読みやすく構成されています。
↓松尾さんのイラストキャラがカワイイ
装丁に関しては、
カバー表1に松尾達さんが描かれた
イラスト(鈴木先生キャラ)をポイントで。
白目箇所が星になっていて素敵です。
感情に訴えてくるような書名は、若者に向けて勢いのあるイメージで
特徴的なフォントに斜体をかけ配置しております。
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本書をデザインしながら、
高校時代に買ったストラトキャスターを思い出しておりました。
そう、あれは確かYAMAHA製だった^^
“本物”を見極める:装丁、本文デザイン
みるみるカッコいい音〜:装丁、本文デザイン、DTP