【思い出の装丁_40】でございます。

さて、今回の本は、

 

会社を辞めて海外で暮らそう 海外家族移住という選択
スリーエーネットワーク刊 2005年

 

A5判、248頁、ソフトカバー
 

以下、本の内容紹介より引用、
 
 
著者の柳沢有紀夫さんはオーストラリアに移住して
「海外書き人クラブ」を主幹し、
インターネットを駆使して世界中をリアルタイムで結ぶ
「ボータレス出版」の新境地を開いた。
そんな氏による、働き盛り30代サラリーマンのための
海外移住指南書である。

 

目次
第1章 実録。僕の海外生活
第2章 だからあなたも海外暮らしができる
第3章 ビザがなければ始まらない
第4章 やっぱり大事なお金の話
第5章 友達づくり大作戦
第6章 子育て天国
第7章 これで万全!情報収集とシミュレーション

 

ここまで。
 

この仕事のご依頼は、先に担当が決まっていた装画の
田渕周平さん経由(指名)で編集のN様からご連絡いただいたケースです。
大変光栄でございました。
 

その田渕さんは、線画を基調としたシンプルなタッチのイラストに、
ユーモアのあるメッセージを添えて、独創的な世界観を演出。
BEAMSなどをはじめ、アパレルブランドとのコラボを手掛けるなど、
Tシャツやパーカー、スマートフォンケースの制作から絵本の出版まで幅広く手掛ける

(サイトより引用)そして今ではクリエイティブスタジオ代表も務められている
活動領域がとても広い方でいらっしゃいます。
 

ちなみにお父上も妹様も業界に携われていて
著名なクリエイターご家族です。
 

田渕さん代表のクリエイティブスタジオ(外部リンク)
 
田渕さんのほのぼの連載コラム(外部リンク)
 

装画に関しては本文のエピソードより、移住先オーストラリアの海で
サーフィンを楽しんでいる父親。それを見守る
家族というシチュエーション(家族移住)で描いていただきました。
 

もちろん、移住に際しては様々な障害的事象も
起こるのだと思いますが、それを上回るメリットの多さの表現、
読者にプラス感情を抱いていただきたい思いで
書名文字等作成しデザインもイラストテイストに沿って。
 


 

田渕さんの装画は、太めの枠線で一見ザックリと
見えますが細かな人間の表情を捉えた表現も魅力的です。
平面上での写実と簡略の絶妙なバランス、融合、
このようなタッチの方は実は希少と思います。
素敵ですね。
 

付き物紙資材は、
カバー:ヴァンヌーボVにマットPP加工、
帯:OKミューズガリバーリラにマットニス引き
表紙:アラベール、見返し:タント、別丁扉:あらじま

になります。
 

田渕さん、近年はご無沙汰しておりますが
また是非お仕事ご一緒させてください。

そして、書店等で本書を見かけた方は
手にとってご覧いただけましたら幸いです。

 

装丁、本文デザイン担当