誠信書房様の新刊単行本です。
A5版、230頁、ソフトカバー
以下、本の内容紹介より引用、
子どもたちの性被害・性加害防止に取り組む最前線である
児童相談所・児童自立支援施設では、限られた時間と資源のなか、
性問題行動への治療教育プログラムに取り組み、効果を上げている。
本書では、こうした現場の実践を振り返りつつ、
まず介入の第一歩となるアセスメントについて、
実際の初回面接の流れや聞くべき要点など、
基本と理論的背景をおさえて論じる。
さらに治療教育を実践する際のポイントとコツを、
さまざまな例を示しつつ詳細に解説する。
また、組織の中でいかに治療プログラムを開始し、実践し、
継続していくかについても述べる。
子どもの性暴力による被害と加害をなくすために、
日々取り組む支援者にとって、心強い助けとなる一冊である。
ここまで。
本書とは関係ありませんが、芸能事務所の問題で世間を騒がせているタイミング、
子どもを持つ親としてもセンシティブなテーマに心を痛めますが、
この本はその治療教育を実践するうえでのポイントを指南したテキストになります。
装丁の方向性としては、
内容そのままにセンシティブな雰囲気にならないように
(対策書でもありますし)
というところで、
文字主体(白地系)とビジュアル配置したタイプを提案、
前者が選ばれました。
タイトル等書体を明朝系にするとキレイで整った印象になりますが、
ストイックさが出てしまうのでもう少しマイルドな感じに。
ということで現状の合成フォントに。
プラス、どこか透明感、あやうさ的な雰囲気が見え隠れする
そのくらいの塩梅で。というデザイン位置です。
発色が上がるラフグロス系のヴァンヌーボ紙に印刷すると
上品さも手伝い理想的な仕上がりになっております。
本書が多くの支援者等のもとに届き、
より良き活動の一助になることを願っております。
発売中
装丁担当