誠信書房様の新刊単行本。

子どものPTSDへの第一選択治療として最も普及している
トラウマフォーカスト認知行動療法。
日本におけるその実証と実践の書。
専門書になります。

 

以下、本の内容紹介より引用
 
トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)は、
子どものトラウマやPTSDへの第一選択治療として国際的に最も普及している、
エビデンスに基づいた治療法である。

 

本書は、トラウマをもつ子どもとその家族を回復に導く、
TF-CBTの強力な効果を実感した臨床家たちが、
ここ10年にわたり、日本でこのプログラムに取り組み、
学び、実践し、効果を検証してきた軌跡をまとめた、
はじめての日本発TF-CBTの書である。

 

TF-CBTの有効性を示す研究結果とともに、
治療に取り組んだ子どもや家族から教えらえた数々の知恵、
さまざまな臨床現場においてプログラムを導入・展開する際の工夫や課題など、
著者らが蓄積してきたTF-CBT実践におけるコツが、
事例を交えつつ具体的に示されている。

 

トラウマを抱える子どもとその家族を支援する、
すべての実践家必読の1冊。

 
ここまで。

 

装丁に関して、
先に編集様から大塚美菜子さんの描かれた装画をいただき、
それを導きにデザインを進めて参りました。

 

コマ割りのごとく描かれた絵を自由に配置させていただき、
タイトル等文字に絡め何通りもシミュレーション。
結果的にこのように相成りました。

 

当初は全体に甘い色の彩色でしたが、
もう少し男性読者も視野にいれ
一部抑えめの色に彩色し直していただきました。
快く御対応いただいた大塚さんに感謝しております。
 

↓帯、別丁扉はマーメイド紙で。見返し色も含め色はすべてブルー系統の色を
少しづつ変えて。

 

そして、タイトル使用している「A1ゴシック」
数年前にリリースされた書体です。
好んで使用しておりますが、実に不思議な….というか
カワイイ雰囲気にも見えますし、
使い方次第では迫力のある書体にも感じます。
にじみ加工をしているのでデザインへの定着度も高いです。

 

装丁での使用頻度も高い理由が分かる
フレキシブルなフォント。
書体一つ違うだけでデザイン印象がガラリと変わる時もあります。
あらためて装丁は書体を筆頭に〜紙〜印刷の知識〜立体的な捉えetc.
まさに総合的な力が必要なデザイン仕事なんだなと感じます。
だから面白いです!

 

この本が必要な多くの方の手に渡る事を願っております!

4.10頃発売予定
装丁担当