PHP研究所様の新刊単行本です。
 
四六判、224頁、ソフトカバー。

 

法学者で東京都立大学法学部・教授でいらっしゃる谷口功一先生の著書。

 
PHP研究所様との仕事_1
PHP研究所様との仕事_2
 

以下、本の内容紹介より引用、
 

法哲学者が「夜の街をめぐる旅」の記録と記憶を綴るノンフィクション。
ホメロス・後鳥羽上皇からニーチェ・サンデルまでを参照しながら、
スナック・ラウンジ・クラブ・バーなど
「夜の公共圏」としての水商売の社会的意義を浮き彫りにする。

 
「日々、何の変哲もない営業を続ける自営業者たちこそが
デモクラシーの担い手である」(著者)。
ウイルスと風説で汚された独立起業家・労働者の誇りを取り戻し、
自由とコミュニティ再生への道を照らす一冊。

 

第1章:狙われた街・すすきの(北海道札幌市)
第2章:弘前、クラスター騒動の真実(青森県弘前市)
第3章:いわき、非英雄的起業家の奮闘(福島県いわき市)
第4章:夜の庭としての武蔵新城(神奈川県川崎市)
第5章:甲府という桃源郷(山梨県甲府市)
第6章:小倉で戦争を想う(福岡県北九州市)
第7章:雲伯、神々の国と鬼太郎のまち(鳥取県米子市・境港市、島根県松江市)
第8章:別府の盛り場を支える「ちはら三代」(大分県別府市)
第9章:浜松、「検証と反省」に思いを馳せて(静岡県浜松市)
第10章:十勝のスナックと地域のつながり(北海道新得町・帯広市)
第11章:「東京右半分」であふれる商売の熱量(東京都北区赤羽・荒川区西尾久)
第12章:小さなオデュッセウスの帰還(東京都渋谷区・中央区銀座)
終章:「夜の街」の憲法論

 

ここまで。

 
PHP研究所様との仕事_3
PHP研究所様との仕事_4

 
装丁に関しては、
銀座の会員制バー(「おかえりなさい さつま二」)にて撮影された
谷口先生の写真をいただきました。(撮影:Shu Tokonamiさん)
大人の余裕を感じさせるような大変素敵な写真でしたので
カバー表1に大きく配置させていただいております。
 

また、編集様より本の概要をお聞きし、
いただいた写真にリンクするようなデザイン
〈大人+夜+お酒+上品さ〉を意識、
ゆったりとした時間が流れている空気感も大切にしました。
紙資材もそれに沿って選ばせていただいております。
 


 
上にもありますが「夜の公共圏」としての水商売の社会的意義を
浮き彫りしたノンフィクション。
章ごとにそれぞれの地での貴重な写真も掲載されております。
 

付き物紙資材は、
カバー、帯:ヴァンヌーボVG-FS グロスニス引き、
表紙:ビオトープGA-FS、見返し:エコラシャ、別丁扉:TS-1

となります。
 
毎度、紙資材について当方の希望をそのまま許容くださる
S編集長には感謝しきれません。有難うございます。

 
本書が多くの方の手に届き、
この知性溢れる「夜の街をめぐる旅」を
楽しんでいただけたら幸いに思います。
是非にご高覧下さいませ。

 
4.11頃発売予定
装丁担当