PHP研究所様の新刊単行本です。

四六判、247頁、ソフトカバー
田村光平先生の著書です。

 

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先史より、人類が病に倒れ、
抗ってきた「感染症」と「文化」には共通性がある。
両者の不可分性から人間社会の本質を明らかにする。

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まさに今の時代にこそ読みたい内容です。

 

PHP研究所様との仕事_1
PHP研究所様との仕事_2

 

装丁に関しては、有難くも
編集様に画像候補(提供:時事通信フォト)を複数いただき
それらを元にデザインを組み立てていきました。
絵柄的にもとても雰囲気があるエジプトの壁画画像です。
表紙、扉にも展開させていただいてます。
 
 
デザインの進行には
今回のように写真、イラストなど素材が先に渡され
それを軸にデザインを考えていくタイプ、
もう一つはゼロベースで考えていくタイプ、
大まかには2通りあるかなと思います。
 
どちらもその行程には考える難しさと楽しさがありますね。

 

↓扉は、紙:パターンズFに赤金特色で。

 

 

ここ6、7年でしょうか。この装丁のように
カバーと帯に書名を跨がせるデザインを多く見かけるようになり、
現在ではスタンダードになりつつもありますが、
やはり、デザインが大きく見えるメリットがあると思います。
 

関係ない分野もありますが、
装丁にも確実に時代の流れがありますので
ノっかる部分とそうでない部分を
見極めていくことが大事かもしれません。
(話が少し本書とズレてしまいましたが)
 
 
PHP研究所様との仕事_3
PHP研究所様との仕事_4

 

紙資材は、
カバー:ミスターB グロスニス引き、
帯:パターンズF エグシェル グロスニス引き、
表紙:里紙、見返し:ビオトープGA-FS、
別丁扉:パターンズF エグシェル

になります。

 

「感染症」と「文化」の共通性とは。
人間社会の本質を明らかにする本書。
多くの方に届くことを願っております。
是非にご高覧くださいませ。

 
 
2.21頃発売予定
装丁担当