岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
A5判、240頁、ソフトカバー仕様
編集者・H様との仕事です。
書名に「続」とあるように、
下画像の書籍の続編的な内容になります。
前作は版を重ねられ大変好評を得ていらっしゃるとのことです。
加藤志ほ子先生監修、吉村聡先生著書、
複数の先生方が執筆協力となっております。
ロールシャッハテストの所見の書き方
臨床の要請にこたえるために 2016年刊
岩崎学術出版社様との仕事_1
岩崎学術出版社様との仕事_2
以下、本の内容紹介より引用、
ロールシャッハ法が被検者について臨床的な理解をもたらすツールであることは,
多くの臨床家の実感するところです。
このようなアセスメントの仕事を果たすために必要なのが,
臨床に役立つ所見の作成と提出です。
医師による診察や心理職による心理療法の治療計画に役立てるためには,
この検査から十分な理解を得て,
これを過不足なく適切に依頼者に伝える必要があります。
料理本のようにマニュアル化された所見,
事例の個別性が見えにくい所見を卒業して,
クライエントの姿が鮮明に浮かび上がる所見をまとめるためには,
どのような知識と工夫が必要なのでしょうか。
臨床の要請にこたえる所見とは,どのようなものなのでしょうか。
ご一緒にみていきましょう。
目次
監修者まえがき
第Ⅰ部 レクチャー──所見作成のための知識と技術
第1章 所見作成のための基礎知識
第2章 各種心理検査の統合的理解──心理検査の構造と特徴
第3章 ロールシャッハ法の特徴と構造
第Ⅱ部 ケーススタディ
第4章 所見例に学ぶ(その1)──所見作成のプロセスに焦点をあてながら
第5章 所見例に学ぶ(その2)──誌上スーパービジョンの試み
第Ⅲ部 加藤志ほ子先生の所見に学ぶ
第6章 所見例に学ぶ(その3)──加藤志ほ子先生の場合
第7章 座談会
文献
あとがき
ここまで。
装丁に関しては、
複数案を提出しましたが、その中でも
前作踏襲タイプデザインが採用となりました。
すでに認知度がありますので、
書店・WEB販売で展開しやすいのではないでしょうか。
1C印刷の装丁仕事_1
1C印刷の装丁仕事_2
2色デザインについての記事
また今回、印刷は2C印刷。それも踏襲した形になりましたが、
やはりその良さというのはあり、
掛け合わせ色(網点なので)では表現にしにくい特色のキレイさや
時流に乗ったシンプルさとつながる面もあるかと思います。
(現在は色数絞ったデザインが多い)
特色青色はビビッドすぎず落ち着きすぎず
感覚的ですが、ちょうど良い濃度のそれを指定してあります。
前本が暖色系に対して寒色系で。
岩崎学術出版社様との仕事_3
岩崎学術出版社様との仕事_4
岩崎学術出版社様との仕事_5
待望の続編。
マニュアル化された所見、事例の個別性が見えにくい所見を卒業して
クライエントの姿が鮮明に浮かび上がる所見をまとめられた本書。
多くの方の元に届かれることを願っております。
10.22頃発売予定
装丁担当