日本経済新聞出版社の単行本です。
(日経ビジネス人文庫)
検索刑事(デカ) 2016年刊
あの竹内謙礼先生の著書で、
内容は書き下ろしのミステリー小説になります。
以下、本の内容紹介より引用、
前代未聞の検索エンジンミステリー小説!
IT会社社長が殺された事件を捜査中、警察に一通の脅迫文が届く。
「『羽毛布団』のキーワードで1位を取らなければ、天誅を下す」・・・・・・。
新人女性刑事の京丸は、SEO業界を捜査するために、
SEO会社やホームページ制作会社に聞き取り捜査に向かう。
しかし、そこには今まで知らなかった検索エンジンの“裏”が浮かび上がり、
ネット業界の闇の部分が広がっていた。
果たして、検索結果で上位表示される方法は解明されるのか?
そして、IT会社社長を殺した犯人を逮捕することができるのか?
ネットビジネスを行う企業はどこも、顧客からのアクセスを増やそうと苦心しています。
HPのキーワードいかんでアクセスは大きく違ってくるため、
自社サイトの表示順位をあげようと、さまざまな工夫を凝らします。
この対応策のことをSEO(search engine optimization、
検索エンジン最適化)対策といい、
SEO対策に特化したコンサルビジネスも広がりつつあります。
しかし、検索エンジンの仕組みを理解している人はあまりいません。
本書では、検索エンジンが、どのようなルールと基準のもとに、
どうやって検索結果の順位を決めているのか、がわかります。
本書はストーリーをたどることで、検索エンジン対策を行う心構え、
SEO対策を手伝う業者との付き合い方も学べます。
ここまで。
装丁に関しては、小説ということで
編集者・S様より装画メインで構成させたい。
「デザインとともにイラストも是非!」
ということで光栄な事にご依頼いただきました。
(氏は、イラスト描けるのをご存知のため)
ですのでこの本は、装画+装丁デザイン担当です。
装画メインとなると若干のプレッシャーを抱えましたが、
なんとか形にさせていただきました。
内容はミステリー小説にSEO(対策)を学べるよう絡めているもの。
ボク自身、ちょうど数年間ブログ運営(このブログではなく)を
勉強しながら色々試してきた時期だったので述べられていることも
割とすんなりイメージできタイミング的にも大変有り難かったのです。
ゲラを読みながら日々進化していくSEO(対策)をイメージしながら
主人公の女性イラストメインで構成。特徴があって印象深く強いフォントを
書名、著者名に使用しております。
本書のように自身で装画+装丁デザイン担当のケースは
さほど多くはないですが、
自分の思うようにバランス調整できてしまうのがプラス面でもあり、
もしかしたらマイナス面にもなりうるかもしれません。
うまく言葉にできませんが、不自由なところに良さが生まれる
その緊張感というか化学反応というか….そんな面も大きいからです。
日々、日々勉強ですね!
装丁・装画担当