【思い出の装丁_27】でございます。
秋深き 隣は何を する人ぞ
(私は この記事 書いてます)
ということで、
今回の本は
近隣とのトラブルを解決する法律知識 1999年
遺言・相続の悩みを解決する本 1999年
日本実業出版社刊
いずれも実用書になります。
回想すると…たしか日本実業出版社様からはじめて御依頼いただいたお仕事2冊。
この後、光栄な事にビジネス本、シリーズ本など多くの装丁仕事を担当させていただく
その先がけとなった形になります。
実用書という分野もデザインしてみたいなぁと希望していた矢先、
タイミングよくお話をいただいた経緯。
デザインに関しては、
タイトルサイズ大きく、太いスミ文字、パっと見てすぐ目に入るように
と明快さを心がけ、
ビジュアルの方も自作しています。
このカテゴリ本デザインも楽しき。です。
これら本ではないですが、
日実様でのデザイン本をご覧になって、
他出版社からご指名を頂いた事があり、
(後にそのように仕事が広がっていくのですが)
「なるほど!仕事自体が宣伝になるんだな」
「書店で本が自ずと営業してくれるんだな」
と身を持って知った記憶があります。
装丁家は書籍を見ると奥付にクレジットが出ます。
書店で本を開けば、誰が担当したか一目瞭然です。
一冊、一冊気を入れて仕事をしていれば
それを見て下さる方が少なからずいて、
新たにお声をかけていただく….
または思い出していただいて再会など。
これはクレジットが出る仕事のメリットと現在も考えてます。
生業のモチベーションに繋がっている事は確かです。
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しかし書名文字、ツメツメツメくらいに文字ツメしてますね(笑
(自分のなかでは)そういう時代だったのかもしれません。