東京堂出版様の新刊単行本です。

 

四六判、336頁、上製造本
 
編集者・Y様との仕事で、
ジャーナリスト・佐藤親賢先生が著された書籍です。

 

東京堂出版様との仕事_1
東京堂出版様との仕事_2
東京堂出版様との仕事_3
 
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「戦時下」モスクワで取材を続けてきた著者がロシア側の見方を冷静に分析。
市民の声、旧ソ連諸国との関係、米ロ・日ロ関係にも言及。

 
目次
 
序章 戦後生まれの戦中派
第1章 侵攻開始とその理由
第2章 長引く交戦、四州併合
第3章「反乱」を乗り切る
第4章「古き良き時代」への回帰
第5章 変わる国際秩序
第6章 揺らぐ核管理体制
第7章 独自発展の道
第8章「侵攻後」のロシアとどう向き合うか

 
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装丁に関しては、一般書としては高額な部類の本ですし
上質な教養書という雰囲気が欲しいとのことでした。
これはY様とのこれまでの仕事、
とりわけロシアに関する本は、そのデザインの位置づけが多いです。
 
同様の装丁方向性_1
同様の装丁方向性_2
 
 
デザイン面は、
カバーは文字構成で、帯はプーチン大統領を大きめに、
そして先日就任したばかりのトランプ大統領の写真を配して
帯ネームと絡ませてあります。
(写真提供:amanaimages)
 
お二方とも、我々が知るお人柄同様、存在感ありまくりの写真。
俳優のようで絵になり帯に置くだけで
装丁がビシッと引き締まります。
誰もが知る方達なので書店(WEB)で見かければ
タイトルと相まって訴求力が上がりますね。
 
またPP加工の際は、加工なしに比べ濃度が濃く仕上がります。
特に人物写真(肌色)の際は細心の注意を払って。
仕上がりを見越しての色調整をし、入稿しています。
 
一方で、カバーのツートン色味は
ロシア国旗をご存知の方はピンと来られると思います。
(それ以上は言いませんが…)
あとは戦争がテーマなので、その意味も…。
細めの白抜き明朝文字が映えるように地色の方、調整してあります。
 
 
東京堂出版様との仕事_4
東京堂出版様との仕事_5
東京堂出版様との仕事_6
 

 
 
付き物紙資材は、
カバー:サンシオン グロスニス加工、帯:コート紙 グロスPP加工、
表紙・見返し・別丁扉:エコラシャ

となっております。
 
 
ロシアの未来と運命をかけた戦いの行方はー。
予測不能な時代の必読書を
是非にご高覧いただければと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 
 
2.25頃発売予定
装丁、本文デザイン担当