東京堂出版様の新刊単行本です。
 
四六判、432頁、上製造本。

 

以下、本の内容紹介より引用、

冷戦終結から30余年、欧米主導の一極化した国際秩序への反発から、
世界各国で反リベラリズムの潮流が湧き起こっている。

 
そんな中、プーチン・ロシアは、ウクライナへの軍事的干渉、
クリミアの併合をはじめ旧ソ連の周辺諸国に対して
軍事的圧力をかけるなど強権的な言動をとり続け、
国際秩序に揺さぶりをかけている。

 
そのようなロシアの行動は、西側諸国からファシズムと批判されている。
本書は、「ファシズム国家」とのレッテルが貼られるロシアを、
幅広い視野から冷静に分析、
プーチン体制の構造とロシアの地政学的戦略をわかりやすく読み解く。

 
今のロシアを、そしてヨーロッパの将来を占うための必読書であり、
混迷する国際情勢の分析にとって貴重な手がかりとなる作品である。

 

ここまで。

 

装丁に関しては、
訳者の浜先生、編集様(出版社)のご意向もあり、
ロシア本では定番傾向の赤色基調カラーリングではなく、
またプーチン大統領の写真を使用しない(プーチン本ではない為)
方向性で考えられないか、というラインでデザインを練りました。

 

本文デザインも然り。
東京堂出版様でこれまで担当させていただいているロシア既刊本が「漢」イメージなら、
今回は「嬢」の要素が隠し味として入ったテイスト、
デザインの強さも後者のそれ。という体なのかもしれません^^

 

帯写真も複数配置を試させていただきましたが、
このクレムリンをバックに整列したロシア兵画像が
ドンピシャでハマったのでした。
 
写真:第二次世界大戦時のソヴィエト軍の制服を着たロシア兵によるパレードの様子。
2009年11月7日、モスクワ・赤の広場。(写真提供:amana)
 

↓表紙

↓章扉

 

紙資材は、
カバー:サンシオンにグロスニス引き、帯:コート紙にグロスPP加工、
表紙:サイタン、見返し:エコラシャ、別丁扉:オパール

の仕様でございます。
 

プーチン・ロシアの立ち位置と
ヨーロッパの未来を占う本書。
多くの方の手に届く事を心より願っております。

 
 

2.25頃発売予定
装丁、本文デザイン担当