【思い出の装丁_36】でございます。

さて、今回の本は、

 

定年前50代サラリーマン危機管理マニュアル
2005年 朝日新聞社刊(現 朝日新聞出版)

 

でございます。
A5判、263頁、並製。

 

本書の内容は、
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リストラ、生活習慣病、熟年離婚、年老いた親の介護…。
「定年前」の50代ビジネスマンは様々な危険に囲まれている。
本書はそうした潜在的リスクに焦点を当て、
万一の時に立ち向かう知識と心の準備方法を伝授する。

リストラにあったら?病気になったら?
家庭が崩壊したら?貯金が足りなかったら?…
リスクがいっぱい、でも、これを読めば安心。
無事、定年の日が迎えられる。

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といった内容です。

 

朝日新聞出版様との仕事_1
朝日新聞出版様との仕事_2
朝日新聞出版様との仕事_3

 

装丁に関して、
カバーにはタイトルを太く大きくコントラスト強く目立つ色で配置。
そして、帯にはケッソクヒデキさんの描かれた
一枚絵の装画を表2袖〜表3袖までパノラマ的レイアウトにさせて頂いてます。
迫力満点です!
この本は帯に比重を置いたデザインと言って良いかと思います。

ケッソクさんの存在は以前より存じ上げておりましたが、
この本では編集様から「氏にお願いしましょう!」と推されたケースでした。
前にもお仕事でご一緒された様子で話が通しやすい事もあったのでしょう。
ボクもそれをお聞きし間髪入れず賛成いたしました。
(たまにこのケースあります)

 

編集様推しでご依頼したケース

 

ケッソクさんには、先に装丁プランを作成し帯に配置する旨を御連絡。
ご了承をいただき装画作成に移っていただきました。
原画は手描きオーラで圧倒された仕上がりでした。
遠近感に配慮をされながら細部にまで気の入ったお仕事ぶり。
それぞれの人物の表情、ビルの描きこみ等に思わず見入ってしまいます。
好きだな~。

 

サラリーマン定年前絵巻のごとし!

 

事実として前向きに考えられる事ばかりでない
50代、定年前サラリーマンの複雑な心境と状況を
表現されていますよね。
そして、帯の大キャッチがプラス感情を刺激してます。

 

↓フォントを人物に絡ませて。浸食。

帯に比重を置いたデザイン_1
帯に比重を置いたデザイン_2

 

付き物紙資材は、
カバー:ヴァンヌーボV *マットPP加工
帯:ヴァンヌーボV *マットPP加工
表紙:トラックGA、見返し:NTラシャ、別丁扉:ヴァンヌーボV

 
 
イラストレーターさん達は、
フリーランスで活動されている方がほとんど。
1回1回、そのお仕事が勝負かと思います。
その気合い、情熱が伝わってくるお仕事ぶりに刺激を受け
自分も頑張るゾ!とエネルギーを頂いております。