誠信書房様の新刊単行本です。
A5判、246頁、ソフトカバー、翻訳書。
キース・E・スタノヴィッチ 著、
北村英哉先生・小林知博先生・鳥山理恵先生 訳
となります。
誠信書房様との仕事_1
誠信書房様との仕事_2
誠信書房様との仕事_3
以下、本の内容紹介より引用、
正しい知識と情報を得て、熟慮をすれば同じ結論に至るはず……。
残念ながら、実際にはそのようになっていない。
この理由をマイサイドバイアスという観点から紐解いたのが本書である。
人々は自分が持つ信念に合致するようにエビデンスを評価し、
自分は常に正しいと考えてしまう。
熟慮をしても逃れられないこの傾向は、
既知のバイアスとは違って非常に厄介だ。
本書はこのバイアスの特徴、影響、食い止める方法などを解説し、
分断をもたらす人々の思考を明らかにする。
【目次】
序文
謝辞
第1章 マイサイドバイアスの多様な顔
第2章 マイサイド処理は、非合理なのか
第3章 マイサイドな考え方──例外的なバイアス
第4章 人々の確信はどこから来るのだろうか──マイサイドバイアスを理解することの意味
第5章 認知エリートたちのマイサイド・ブラインドネス
第6章 マイサイドバイアスをどうするか
注
引用文献
訳者あとがき
索引
ここまで。
「分断」やイデオロギー対立、その根本にあるマイサイドバイアス。
その認知バイアスこそが厄介であるという内容。
書籍ジャンルとしては認知社会心理学。
大学生〜社会人まで幅広い層に読んでいただきたい本になります。
装丁に関しては、
具体物は使用せず、シンプル、スッキリしたイメージに
できると嬉しいと編集担当のK様よりリクエストいただきました。
原書デザインの方も拝見し、
アイデアソースを一部いただきましたが、
ほぼゼロベースで構想してみました。
白地基調でカッチリ系、男性が好みそう、
原書英語をあしらいとして使用。という感じです。
本書デザインは、細かく解説してしまうと粋でなくなる^^デザインのため
この辺りで。ご覧いただき感じ取っていただけたら幸いです。
英字あしらいデザイン_1
英字あしらいデザイン_2
英字あしらいデザイン_3
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事実でさえ合意できない人間の思考のメカニズムを解剖し、
マイサイドバイアスという観点から現代の分断社会を読み解いた書。
多くの方の元に届く事、心より願っております。
2.25頃発売予定
装丁担当