誠信書房様の新刊単行本です。
A5判、154頁、ソフトカバー、本文横組
以下、本の内容紹介より引用、
人生に痛みはつきものである(No Pain、 No Life.)。
これまで、痛みは単純な「感覚」として理解されることが多かった。
しかし、現在では喜怒哀楽に並ぶ「感情」としてとらえ直すパラダイムシフトが起きている。
本書では、脳科学の進展に伴って
蓄積されている痛みに関する最新のエビデンスを紹介するとともに、
癒しや鎮痛の問題にも科学的にアプローチし、
痛みと共生していくにはどうすべきかについて考えていく。
【目次】
まえがき
0章 本書を理解するための脳の基礎知識
1章 痛みは感情──喜怒哀楽+痛!
2章 痛みにという内的体験──文脈依存性と脳活動
3章 痛みの修飾と共感
4章 痛みの性差と月経周期
5章 新生児の痛みへの理解とその影響
6章 アロマセラピーは痛みを癒すか
7章 リラクセーションがもたらす癒し
8章 なぜ他者の痛みを癒そうとするのか
9章 痛みに強い脳をつくる
あとがき──エビデンスを超えて
ここまで。
誠信書房様との仕事_1
誠信書房様との仕事_2
装丁に関しては、
まず書名はインパクト系でデカく配置しようと思いまして、
それに対して画像は抽象的なものをと計画しました。
ビジュアルが説明的になりすぎると余り面白くないですし。
特に今回のようなテーマについてはそう思います。
写真選択になかなか時間がかかりましたが、
この採用デザインを仕上げ提出、のちに決定。
装丁を見る方々に、「痛み」なので
言葉は余り宜しくないですが若干不快な感情が湧きつつの…
鮮やかさを感じていただくような色味に調整をしております。
「パッと見は綺麗だけどなんだか不快感」のような狙いです。
編者の荻野祐一先生にも
無事にデザインが受入れられたご様子(編集様談)で
何よりもホッといたしました。
表1下部にありますが、
人生に痛みはつきものである(No Pain、 No Life.)
という文言。
正にそうだよな〜ウンウンと妙に納得しながら
デザインさせていただきました。
本書が多くの方の手に届き、
人生で避ける事は、なかなか難しい
その「痛み」と共存していくヒントを得ていただけたら幸いです。
是非にご高覧下さい。
3.15頃発売予定
装丁担当