岩崎学術出版社様の新刊単行本。

岡野憲一郎先生の著書です。

 

以下、本の内容紹介より引用、

 
著者は精神分析,精神医学,臨床心理学の3つの領域を縦断しつつ,
関係精神分析,解離性障害,トラウマ,脳科学に関する独自の考えを生み出し続けている。
本書もいつもながらの軽快な筆致で,読者の知的好奇心を刺激するさまざまなテーマが,
これでもかこれでもかと,次々登場する。

本書の最大のテーマは「揺らぎ」である。
「心はデフォルト状態からして,揺らぐという活動を行っている。」
そしておおよそ同じ現象が,分子の世界にも,経済の世界にもある。
「揺らぎ」は私たちの思考や関心の垣根を越え,臨床実践と日常生活との垣根を越えるのである。

 
ここまで。

 
装丁に関しては、
毎回、装丁オーダーごとにデザインベクトルは違うのですが、
今回はビジュアル素材を編集様がご用意くださり、
数年前にデザインした岡野先生本の路線でいこう!
ということになった次第です。

 

そして、このタイトルに使用しているフォント、
「新聞明朝体(イワタ)」といいます。
写植時代からある書体。
 
文字のフォルムにキレがあり細いんだけど存在感があるのです。
そして平たい^ ^

 

この書名、帯文にも使用(これは写植)

 

ただコンピューター上でデフォルトで打ち込むと
長体状態で現れるのです。元々は平体が正体(笑)
ですので平体にして使用しております^ ^
 

実際、イラレなどで「中黒」を打ち込むと良くわかります。
天地80パーセント比率にしてようやくまん丸になるのです。
 
20年以上経ってもいまだに好きな書体でございます。

 
話がそれましたが…..
このご時世で書籍を学会でお披露目する事が
難しくなっているようですが、
WEBで、書店で多くの人の目に触れ、
ご購入いただけたらと思っております!

 

10.8頃発売予定
装丁担当