ダイヤモンド社様の新刊単行本です。
四六判、360頁、ソフトカバー、翻訳書。
以下、本の内容紹介より引用、
毒家族から何らかの形で虐げられているのなら、
自分の本来の人生を取り戻すために縁を切ったほうがいい。
自らも毒親に悩まされた過去を持つ著者が、
自身やクライアントの実体験を随所で紹介しつつ、
毒家族との関係に苦しむ多くの人々を励まし、
誰よりも自分を一番大切にすることを教えてくれる、
傷ついた心を癒やす一冊です。
ここまで。
心の問題を扱った本の装丁仕事
ダイヤモンド社様との仕事_1
ダイヤモンド社様との仕事_2
装丁に関しては、
『繊細』な感じに。を心がけました。
これは編集者のS様とお話の中で何度もあがってきたキーワードです。
センシティブな内容ですし、
明るいイメージですと本書を手にとる方の心情に沿うことができない。
暗すぎると心の状態にマッチしすぎて余計沈んでしまう。
本を手に取りづらくなると思いました。
心のうちに寄り添いながらもソッと背中を押すことができ、
少しでも心が晴れ、解決のヒントになればという思い。その辺りです。
個人的には非常に難しい….デザイン位置です。
そんなところまで考えるの?
ってお思いになられるかもしれませんが、
特にこのようなテーマの本に関しては気を配っているつもりです。
↓見返し、別丁扉は透けるくらい薄い斤量で。扉紙色は薄青。
デザイン自体に関しては基本お任せでしたが、
好き勝手にやっていいという意味ではなく
編集様の意図するところがあり、
そこへの落とし込みは外すことが出来ない
なかなかにプレッシャーのある自由さ^^
最終的には、時間をかけて写真を選び、そして採用した
このデザインで決定と相成りました。
表1の英語、ワンポイントで銀箔押しを
カバーのヴァンヌーボ紙に施させていただいてます。
マットニス加工にツヤあり箔なので質感の差が出てよい塩梅です。
この問題で悩まれている方々、
そして、少しでもこのテーマが気にかかる方がいらっしゃいましたら
是非、本書を手にとっていただければと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
3.29頃発売予定
装丁担当