青弓社様の新刊単行本です。
 
四六判、326頁、ソフトカバー。

 

以下、本の内容より引用、
 
就職活動は、学生と企業が本音と建て前を切り替えながら相手を選ぶ実践である。
その就活でお互いを知るための情報ツールである
書籍やウェブサービスなどの就活メディアは、
どのような役割を担ってきたのか。

 
明治期から戦前・戦中、そして戦後までの就職活動の歴史を、
各時代の社会状況を押さえながら描き出す。
そして、就活本(指南書やビジネス書)を多数紹介しながらその内容を具体的に読み解き、
時代ごとに求められる学生像や企業側の姿勢、
繰り返される若者批判や学校批判を浮き彫りにする。

 
試験対策から学歴主義、縁故、女性の就職、キャリア形成、ソーシャルメディアの影響まで、
就活をめぐる多様な議論と実態を時代ごとにたどり、企業と学生の思惑とせめぎ合い、
理想と現実のギャップを浮き彫りにする。
「就活をめぐる都市伝説」をまとめるコラムも収め、
就活メディアの機能を明らかにし、日本社会の変容をもあぶり出す。

 
ここまで。
 
青弓社様との仕事_1
青弓社様との仕事_2
 
 
戦前から現在までの就活指南を目的にする雑誌、書籍、
ウェブサービスを丹念に紹介して、
企業と学生の思惑とせめぎ合いを明らかにし、
就職活動の今後のあり方を提言しています。
研究書ではありますが、資料も豊富に使って読みやすい内容の本です。
(編集様より)
 

装丁に関しては、
 
さわやかさを表現したり
ビジネス書寄りにしたりすると内容とズレが生じます。
ややカタめの印象が欲しい。

 
とリクエストいただきました。
 
 
就活(メディア)について書かれた本というと、
関連サイト等をご覧いただくと分かりますが
明るいブルーなどを使用して爽やかな印象が一寸浮かびます。
一方で本書は、その方向性ではなく、
就活の光と影をあぶり出すような
雰囲気を纏わせたらと思った次第です。
 
くしゃくしゃにした紙をメインビジュアルに。
就活生のモヤモヤ感などを投影したつもりです。
 


 
青弓社様との仕事_3
青弓社様との仕事_4
 
 
紙資材は、
カバー:パターンズF エグシェル *グロスPP加工
表紙:里紙、見返し:エコラシャ

 

新生活そして就活が始まる時節、
タイミング的にも良いかなと思います。
この本が多くの方に届くことを願っております。
是非にご高覧ください!

 

2.28頃発売
装丁担当