三浦半島の病院がどのようにできていき、
地域にどう根づいていったのかを掘り起こす内容の本。

医師会の会報に載せていた連載をまとめたもので、
歴史読み物です。

 

以下、本の内容紹介より引用、

高齢化が本格化した現在、地域医療の連携が叫ばれ、
その実現に向けて課題が議論されている。
そもそも、地域の医療の受け皿になっている病院は、
どのような歴史的な背景から根づき、地域に医療を提供してきたのか。

 

軍都だった三浦半島の陸軍や海軍の病院、
軍需工場に付随して作られた病院が、
敗戦を挟んで国立病院や共済病院、
キリスト教系病院になった歩みをたどる。
また、済世会病院や赤十字病院、掖済会病院、
労災病院などの展開も掘り起こす。

 

軍港があり、工業地帯も有し、
内陸と湾岸という地形的な特徴もある三浦半島の病院の歴史を、
街と病院を微細に探索して当時の資料をひもとくことで明らかにして、
一地域の医療史から国公立病院の具体的な社会的な背景と展開を見通す。

ここまで。

 

装丁は、歴史読み物で、三浦半島が舞台ということから、
雄大な時間の流れを感じさせるような雰囲気のある写真(三浦半島です)
を探し出し、なおかつ清潔感を感じるデザイン^ ^
それを意識したつもりです。

 

担当編集様は、
装丁デザインのキーワードを
いつも的確にお伝えいただくので
ボク自身もイメージがしやすいです^ ^

 

担当様とのコミュニケーションが円滑にとれること。
これもよいデザインができる
大切な要素のひとつなのではないかなと思っています。

 

デザインという行為を通しておりますが、
仕事とは「人」と「人」によって
成り立つものなんだなと再認識させられます。

 

2020年1月25日頃発売
装丁担当