岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
A5判、本文横組、上製、212頁。
以下、本の内容紹介より引用、
現代精神分析の最先端の理論群,「フィールド理論」。
本書は主要な3つのモデルの歴史的背景や臨床技法を詳しく解説する。
現代精神分析の最先端の理論群,「フィールド理論」。
分析諸学派がそれぞれバラバラに立ち上げた理論群だが,
現在一定の枠組みに収斂されつつあり,
新たな分析理論の共通プラットフォームになることが期待されている。
本書は,南米のバランジェ夫妻による「神話生成モデル」,
北米の対人関係論/関係論,間主観性理論による「プラズマ・モデル」,
イタリアのフェッロやチビタレーゼによる「夢幻モデル」の3つのモデルの歴史的背景や,
臨床技法を詳しく解説。
さらに著者は「ゾーイ」という架空の症例を作り出し,
ゾーイが神話生成モデル,プラズマ・モデル,夢幻モデルの
それぞれを実践する3人の分析家に分析を受ける様子を描くことで,
理論の理解を助けている。わが国の臨床における可能性も大きく注目される
「フィールド理論」の,絶好の入門書。訳者による詳細な解題付き。
ここまで。
本書は精神分析の翻訳の専門書になります。
「フィールド理論」という精神分析の最先端の理論群、
それを整理解説した本になります。
「入門」書ですが、難解な内容でもある
と編集様よりお聞きしました。
装丁に関して、訳者の先生方からは、
爽やかな感じの装丁と一言ご要望をいただきました。
編集S様からはあとは御任せでと^^
最終的には、寒色系の爽やかでキレイな特色を使った案を提出。
デザインOKをいただきまして今回の本の顔となりました。
上のデザイン御任せというお言葉は、
基本的に自由ですし、大変光栄でウレシい一方で、
責任度合いが増します(物事は表裏一体ですので)。
このプレッシャーに負けてはいけないのです(笑
毎回、作成した装丁案が受入れられるのかと緊張しながら
いくばくかの不安を抱えながら、
しかし、この案でどうだ!^^みたいな思いが
入り混じりデザインさせていただいている次第です。
また、だから良いのだとも思っております。
この「フィールド理論」本が多くの方の手に渡り、
精神分析研究の一助となりましたら本望です。
8.26頃発売予定
装丁担当