日本経済新聞出版様の新刊単行本です。
日経新聞にて好評連載された原稿を
書籍化したものになります。
 
四六判、264頁、ソフトカバー仕様。

 

以下、本の内容紹介より引用、

 

●世にも珍しい豪雪の200万都市のいま
150年前に荒涼とした原野に突如出現した計画都市札幌。
2020年に197万人にまで達した大型都市も、新型コロナで潮目が変わった。

 
年間200万人が訪れていた外国人観光客は95%以上減少し、
札幌は都市計画の見直しを余儀なくされた。

 
本書は2020年夏より、日経北海道面に連載されてきた「生ら サッポロ」を再構成し、
アップデートしたもの(「生ら」はvery muchの意)。
若手記者がフレッシュな目で見た札幌をレポートする。

 

●若手が芽吹く。観光も一枚岩に。
なかなか200万人に届かなかった札幌に、人口増の目が出てきた。
コロナの影響もあり、若手を中心に道外から札幌への移住が目立ってきた。

 
市内のど真ん中に住まなくても、30分も離れれば温泉やスキー場などが存在。
市内にはテレワークの施設が増えたり、環境も整いつつある。
世界で活躍する起業家も増えつつある。

 
閑古鳥がなく観光業界にも、新たな試みが起きている。
3つもあった観光協会が一つに再編しようとしている。
これまで札幌中心部と、近郊の定山渓温泉に宿泊して夜はすすきので食事しようとすると、
別のキャンペーンに申し込む必要があった。
利便性を高めようと一枚岩になる動きは続く。

 
外資ホテルの誘致にも動く。冬は夏に比べて宿泊客が半分になることが、
デベロッパーが二の足を生む原因だった。
札幌からニセコなど周辺観光地へのアクセス向上に努め、
札幌の魅力を高めようと試みる。

 
激変したコロナ後の札幌のトリセツは、
全国の地方都市・読者にとっても参考になる一冊。

 

ここまで。

 

装丁に関しては、
「強くカッコ(ちょ)よく!」
を意識しました。
 
自ら、そして言葉にするのは粋でないかもしれませんが…
分かりやすく伝えると上のように^^です。

 

編集様から頂いた素晴らしい写真(スキージャンパーごしの札幌風景)をカバーに配置。
大胆に筆文字で「生らサッポロ」とタイトルの一部を
表1からはみ出る位、暴れた感じでそれに乗せてみました。
 
そして若手の記者様が著した書籍でもあるので、
元気で勢いのある雰囲気が出るよう心がけております。
 
ちなみに筆文字使用は担当編集様のアイデアでございますm(_ _)m

 
↓目次〜章扉デザイン

 

このデザインについては、
お打ち合わせ時にポっと浮かんだアイデアを
ほぼそのまま形にしてまして(稀有なケース)
結果、採用となったデザインでもあります。

 
↓表2袖〜見返し(ネオ・シトロン(色)は蛍光色です)

 

紙資材選択は「雪」をイメージした質感で。
カバー:Mr.B、帯:パターンズF エグシェル
表紙:OKフロート、見返し:マーメイド
✳︎マーメイドのネオ・シトロン(色)は初めて使用。チャンスを窺ってました^^
 

「魅力都市はこう作る」を地で行くストーリー。
多くの方に読んでいただきたく思います。
是非ぜひお手にとってみてください!

 

4.27頃発売予定
装丁、目次、章扉デザイン担当