誠信書房様の新刊単行本です。
 
A5判、286頁、ソフトカバー仕様
小塩真司先生が編者としてまとめられた書籍。
多数の先生方が執筆されております。
 

誠信書房様との仕事_1
誠信書房様との仕事_2
 

以下、本の内容紹介より引用、
 
心理学の研究のみならず、教育や臨床現場、マーケティングなどで
活用される心理尺度の構成方法について、
その基礎から実践において検討すべきポイントを丁寧に解説する。
心理尺度は、決まりきった手続きを一通り行えば作成できるものではなく、
留意すべき点は多いが、論文や書籍でそうした部分が具体的にまとめられることは少ない。

 
本書では、そうした細かな点にまで配慮した解説がなされる。
心理尺度に関わるすべての人にとって、必携・必読の書である。

 
【目次】
 
まえがき [小塩 真司]
1章 心理尺度とは何か [小塩 真司]
2章 心理尺度の形式 [松木 祐馬]
3章 心理尺度構成の手順 [橋本 泰央]
4章 心理尺度を用いた調査の実際 [吉野 伸哉]
5章 心理尺度における信頼性 [下司 忠大]
6章 心理尺度の妥当性 [三枝 高大]
7章 信頼性と妥当性の相互関係 [三枝 高大]
8章 心理尺度構成のための統計手法 [荘島 宏二郎]
9章 心理尺度の構造と得点化の方法 [下司 忠大]
10章 反応バイアスの検出と補正 [田崎 勝也]
11章 短縮版心理尺度の開発と意義 [阿部 晋吾]
12章 心理尺度構成を報告する際に考えるべきこと [仲嶺 真]
13章 臨床現場に役立つ心理尺度の特徴 [川崎 直樹]
14章 心理尺度の功罪 [小塩 真司]
15章 心理尺度開発の実例:オリジナル尺度
15.1 楽観・悲観性尺度 [外山 美樹]
15.2 生徒の教師に対する信頼感尺度 [中井 大介]
15.3 噓をつくことに対する認識尺度 [太幡 直也]
15.4 二次元レジリエンス要因尺度 [平野 真理]
16章 心理尺度開発の実例:翻訳版尺度
16.1 病理的自己愛目録日本語版(PNI-J) [川崎 直樹]
16.2 日本語版改訂非緩和共同性尺度 [萩原 千晶]
16.3 日本語版Big Five Inventory-2(BFI-2-J) [吉野 伸哉]
16.4 IPIP-IPC-J [橋本 泰央]

 
ここまで。
 
 
心理学においての心理尺度とは
「対象を評価するための基準や標準のことであり、変数を数値を対応させる基準」
とのこと。
 

装丁に関しては上を踏まえながら
編集担当K様より、ご依頼時にいただいた
本文ゲラからヒントを得、
スケールモチーフを絡ませてあります。
装丁と本文デザインの統一感もある程度図れたかと^^
 
デザイン案としては一番明快なタイプが選ばれました。
 

また印刷は今回、紺色1Cで。
(表4のバーコードも読み込める濃色のため)
刷色含めシンプルなデザインなので
紙資材をコート紙ではなくテクスチャーを活かし
エンボス紙を採用して抵抗感をつけてあります。
 
白地面積が多いため、紙表面が目に入りやすく
効果的に感じられるかなと思います。
 

パターンズF使用の装丁仕事_1
パターンズF使用の装丁仕事_2

 
↓カバーは、パターンズFエグシェルにグロスPP加工。
ニス加工と違いビニールに圧着された効果が面白い。耐久性も上がります。



 

紙同加工の装丁仕事_1
紙同加工の装丁仕事_2
 
 

心理学の研究以外でも活用される「心理尺度」、
その構成方法を述べられている本書。
基礎から実践まで解説された書籍は希少だそうです。
ぜひ多くの方々に届かれることを願っております。
よろしくお願い致します。

 
 
誠信書房様との仕事_3
誠信書房様との仕事_4
 

8.1頃発売予定
装丁担当