岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
A5判、232頁、ソフトカバー。
医学者・精神科医・精神分析家で
京都大学大学院教育学研究科教授でいらっしゃる
岡野憲一郎先生の著書です。
以下、本の内容紹介より引用、
解離性障害とは自分の脳の中にいくつかの他者が成立している状態である。
他者は別の主体として異なる神経ネットワークを伴い,
それぞれの神経ネットワークは触覚,視覚,運動野,感覚野などを含みこんでいる。
別人格Bが攻撃的であるとき,主人格AにBの攻撃性の責任を負わせることはできない。
攻撃的な交代人格は,かつて受けた暴力や虐待の結果生じたものであり,
Aはそのような攻撃の犠牲者である可能性がある。
ここまで。
装丁に関しては、
編集様よりデザインの方向性の参考に
有難くも本書のキモとなる箇所(ゲラ)をご教示いただきました。
拝見し、それを念頭に置きつつ構想。
内容から考えるに文字のみ構成ではなく
イメージに沿った、もしくは連想させるような
ビジュアルがあると良いのではと思ったのでした。
最終的に採用案は上画像のようになりましたが、
今回、このビジュアル(デザイン)についてあれこれ説明すると
粋ではないよなと思いますので控えさせていただきます。
装丁をご覧になって、
あれこれ思いを巡らせていただけますと幸いでございます。
ただ、こちらの画像、多少調整、施しを加えておりますが
当初、ボヤ〜と漠然としていたイメージが
この元画像を見つけてクリアになったのは幸運でございました。
この本が多くの方の手に届かれ、
知見を広げられるための一助となること
心より願っております。
発売中
装丁担当