岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
A5判、本文横組みの280ページほどの上製本。
翻訳書、精神分析周辺の専門家(主に心理士)が読まれるような専門書であり、
読者性別は女性が多いかなという編集様のお言葉でした。
↓原書の書影
装丁に関しては、読者対象を考慮し
原書表1にある女性を描いたドローイングを使用できるようにして下さいました。
ギュッギュッと力強くフォルムを構築していくような大胆な筆使い。
その自由で大らかなタッチ、描かれている表情からは
女性のもつ繊細さ、母性をも感じとれる魅力的な装画。
原書は透明感を出して色ノセ+文字で構成されていますが、
イラストにノセるのはちょっと勿体ないかなということで
そのまま絵全体を見せる配置案が採用されました。
考えてみると、これまでこのように表1大部分を
いただいた素材で占めたデザインも珍しいかもしれません。
(サイズ大でも魅力的ですし)
ご配慮いただけた編集様に感謝申し上げます。
この本が必要な多くの方の手に渡り、
精神分析研究のお役に立てることを切に願っております。
7.7頃発売予定
装丁担当