大和出版様の新刊単行本。
心のお医者さんに聞いてみようシリーズになります。
A5判、96頁、ソフトカバー仕様。
毎回のことながら挿絵を多用し、
見やすく飽きさせないレイアウト。
(本文デザイン:酒井一恵さん)
実に丁寧に作り込まれている内容です。
ちょうど10年目でしょうか。
息の長いシリーズになっている理由がよく分かります。
以下、本の内容紹介より引用、
まわりに合わせようと必死にふるまって、一日が終わるとグッタリしていませんか?
自分の発達凸凹を正しく理解し、「刺激」「緊張」「焦り」「過集中」等による
日々の疲労を取り除きながら生活を送る法。もう頑張りすぎない!
【がんばれば「普通」に届く。だからがんばるしかなくなる】
周囲から浮かないようとみんなに合わせ、自分を押し殺し、
他人を優先しすぎて疲弊してしまう「過剰適応」。
重い発達障害の人は「普通」に合わせられません。
合わせることを諦めている人もいます。
しかし、軽度の人はがんばれば合わせられるので、
必死に努力を続け、気が休まるときがありません。
このように日々ストレスにさらされている人は
どうしたらラクになるのでしょうか?
過剰適応のメカニズムを紐解き、その対処法を明かします。
ここまで。
大人の発達障害で、主に現在、働いている人たちに
向けた内容になっております。
装丁に関しては、
全体に温かみのある薄ピンク系統でデザインをまとめております。
装画(本文イラストも)担当の山村真代さんが
彩色をデザイン基調色に合わせてくださり
スッキリとした装丁に仕上がりました。
頑張れば普通の人たちと同じように生活できるため
1日中緊張し頑張り過ぎてしまいがちな発達障害の人たちに
疲れを取るための方法の一つとして、
(入浴後に)リラックスするためのヨガ、ストレッチを
行なっている絵になります。
個人的にもこの山村さんの装画、
心地よいフォルム、人物、猫の表情、
大変お気に入りです。作成、有難うございました。
本書が悩める方たちのもとに届き、
少しでもその過剰反応からラクになられるよう願っております。
ご高覧いただければ幸いです。
5.18頃発売予定
装丁担当