誠信書房様の新刊単行本です。

 
A5判、332頁、ソフトカバー仕様
編集者・K様との仕事になります。

 

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誠信書房様との装丁仕事_2
誠信書房様との装丁仕事_3

 

以下、本の内容紹介より引用、
 
人間がデジタルテクノロジーと相互作用する際の心理的プロセスを理解し、
臨床や治療の場におけるテクノロジーの活用を目指すサイバー心理学の入門書。

 
テクノロジーが人間をどのように変容させるのか、
接続された人間の精神病理をどのように理解するのか、
ヴァーチャルに人間は治癒されるのかなど、
多くのテーマ(3つの部、26の章)からサイバー心理学に対する理解を深めていく。
各章末には内容が簡潔にまとめられた「ポイント」が用意されており、
読者の理解を助けてくれる。

 
デジタルテクノロジーを臨床実践に生かしたい心理職にとっては必読であり、
テクノロジーとの関わりを深める人間の心を考察するうえでも好適な書である。

 
ここまで。
 
原書はフランス語の本になります。
 
ボク自身、サイバー心理学という言葉は
今回はじめてお聞きしたのですが、
 
「サイバー心理学は、情報工学とか人工知能のようなイメージとは異なり,
さまざまなテクノロジーツール(ロボット、ゲーム、オンラインでのやりとり)
と相互作用する際の心理的プロセスを理解し,
それを臨床や治療の場面で活用していこうとするものです(編集様談)」
ということなのです。本書の書名がその意味を象徴しているような
それでいて僭越ですが、印象に残る良いタイトルだなと感じました。
 
 
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装丁に関しては、
K様からは、ネットワークやAIっぽいような具体的なモチーフは使わず、
抽象的なほうがよいのではないかとご要望をいただいたのでその方向性で
複数案を提出いたしました。
 
採用となったのは、原書デザインに近いものでしたが、
そのデザインは極めてシンプルな構成でしたので、
色味の参考やアイコン作成のヒントもそこからいただいております。
 
 
カバー印刷は、特色3Cで。
今回のようにベタ面積が大きい際は特色の良さを最大限に活かせますね。
とても綺麗なコバルトブルーに仕上がりました。
 
 
●特色ベタ面印刷の装丁(蛍光色)
●特色印刷を活かした仕事群
 
 
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誠信書房様との装丁仕事_8
 
 
臨床や治療の場におけるテクノロジーの活用を目指す
サイバー心理学の入門書。
本書がぜひ多くの方たちの元へ届かれる事、
心より願っております。何卒宜しくお願いいたします。

 
 
4.15頃発売予定
装丁担当