誠信書房様の新刊単行本です。

 
A5判、220頁、並製、本文横組。
 

以下、本の内容紹介より引用、

 

深刻な精神科患者をケアする医療関係者は、
患者の精神病的な側面に巻き込まれ押しつぶされかねない。

本書では、現場が深刻に悩まされる重篤な症状を持つ様々なケースを挙げ、
患者の心の精神病的な部分と非・精神病的な部分の動きを精神分析的視点から理解することで、
多職種がチームとして支え合い、事態を好転させるための、具体的な考え方と対応が示されている。
ハードな現場でチームを組んで支援にあたる、すべての援助職の方に。

 

原書名:Making Room for Madness in Mental Health:
The Psychoanalytic Understanding of Psychotic Communication

 

【目次】
序 論
第1章 実践的な理論
第2章 精神保健現場における精神分析的スーパービジョン
第3章 気が狂いそうにさせられて――境界例の理解へ
第4章 窮地に追い込まれて
――反社会性パーソナリティ障害の患者の精神分析的な理解
第5章 精神病的な波長に周波数を合わせる
第6章 精神病的な患者の管理およびケアにおける精神分析的アセスメントの役割
第7章 意図的な自傷
――「死ぬのは問題ないのです,我慢ならないのは生きていることで」
第8章 拒食症――内なる無言の暗殺者
第9章 ヒステリー――心理的問題の性愛的解決策
結 び

 

ここまで。

 

装丁に関しては、
訳者の仙道先生よりいただいた写真を
表1に配置させていただいております。
どのように料理^^させていただくか案を練り、
見返し紙の深緑色含め、最終的に全体をグリ−ン系でまとめました。

 

カバー紙はヴァンヌーボですが、
写真の印刷再現性も高い紙ですし、
画像にノセ効果にし透明感を出した
グリーン色も綺麗に表現されています。

 

翻訳書ですので、そこはかとなく洋書っぽい雰囲気も
まとわせたいなと思った次第です。

 

この本が必要な多くの方の手に渡り、
医療現場でのお仕事に活かされる事を
切に願っております。

 
P.S.仙道先生からもデザインお誉めの言葉を頂戴し、
有り難き幸せです。

 
7.14頃発売予定
装丁担当