岩崎学術出版社様の新刊単行本です。

B5判、136頁、ソフトカバー、本文横組。

 

以下、本の内容紹介より引用、

 

トラウマの「生ける遺産」によって傷つけられた心身は,
どのように癒やされるのか?
本書はヴァン・デア・コーク,ハーマンのもとで学んだ著者が,
トラウマの概観と,克服のためのワークを,
トラウマサバイバーにも理解しやすいよう
図を多用してまとめたワークブックである。

 

サバイバーだけでも利用可能なワークを26本収載。
ワークブックではあるが,20世紀末以降のトラウマ研究で得られた知見を
詳細かつ読みやすく記述しており,
実践的なトラウマ理論書としての側面もある。
トラウマの理解と治療のための書として,治療者,支援者,サバイバー,
すべての方に手にとっていただきたい。

 

目次

トラウマサバイバーのあなたへ 本書の使い方
第1章 トラウマの生ける遺産
第2章 トラウマを受けた脳を理解する
第3章 脳はどのように私たちの生存を助けているのか
第4章 トラウマ後の対処における課題
第5章 自己破壊的な対処パターンからの回復
第6章 トラウマとアタッチメント
第7章 トラウマに関連した断片化と解離
第8章 癒しと解決
 
 
ここまで。
 
岩崎学術出版社様との仕事_1(関連書籍)
岩崎学術出版社様との仕事_2(関連書籍)
 
 
海外では高い評価を受けている
トラウマが心身に遺産として残した症状を克服するための
図版満載の書籍です。
 
 
装丁に関しては、
ワークブックということですが
翻訳書ということもあり
洋書的な香りを感じさせたいなと個人的に思いました。
 
 
カバービジュアルに関しては、
多くを述べると粋でないため控えておきますが
自分の中ではしっくりくる画像を入手することができ、
表1、4に配置しております。
 


 
 
いつも思うのが、本の内容を説明しすぎた
カバーデザインになってしまうとあまり面白くないのかなというところです。
(モノづくり全般に言えるかもしれません)
 
 
ただ、説明的ビジュアルが大切な本ももちろんありますので
案件ごとに取り組みを変化させてますが、
個人的には内容とカバーデザインに少し間があるような
匂わせるような、誘うような^^そんなデザイン構築が理想です。
 
 
今回の装丁は、イメージよりになった感もありますが、
本文の方で図が多く具体的な内容ですので
内側、外側とバランスをとったつもりではあります。
 
 
この本がトラウマの理解と治療のための書として、
治療者、支援者、サバイバーなど多くの方の手に届かれることを
切に願っております。

 
 
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