久々に【思い出の装丁】です。

 

先日、TVドラマに出演されてる俳優の柏原収史さんをお見かけし、
あっ、そういえば兄上にあたる柏原崇さんの本をデザインしたっけなーー
と思い出しての記事投稿です。
 

この仕事も、かなり前。
1999年刊行です。
A5判上製のエッセイand写真集で
フルカラー頁とスミ1c頁で構成されてます。

 

当時、美形のイケメン俳優ですでに活躍されており知名度も高い方でした。
(ボクも当然知ってました。)
 
この書籍について、
ご本人は「この本はアイドル的な雰囲気で作りたくない。
(当時、活動されてた)バンドイメージも大切にしたいので
アーティスト寄りな作りにしたい」
とのご意向でした。
 
その方向性にはボクも大賛成だったので、
ノってデザインさせていただいた記憶があります。

 

デザイン周りに関しては、
ちょうど完全データ入稿と版下指定入稿が混在してた年代で、
本文・写真レイアウトはすべて指定(写植)で進めて参りました。
(版元様のご要望で)

↓本文は、すべて写植指定。嗚呼、懐かしや!



 

 
その後、ほぼ同意匠で台湾版も出版され好評だったようです。
それだけ柏原さんが「求められてる=価値がある」タレントだったのでしょう。

 
本書は、柏原さんご本人にも喜んでいただけたようですし、
とても良い経験をさせていただいたと思っております。
本当にありがとうございました!
 

装丁、本文デザイン担当