
【思い出の装丁_105】でございます。
さて、今回の本は、
先日の3.11の特集番組、アメリカのイラン攻撃等のニュースを目にし、
エネルギーとの関係性、その系統本はないかなということで
探してみました。
環境エネルギー革命
2007年 アスペクト刊 ソフトカバー仕様
になります。
気づいたらもう20年近く前の本になるんですね。
あっという間です….驚きました。
アスペクト様との装丁仕事_1
アスペクト様との装丁仕事_2
アスペクト様との装丁仕事_3
以下、本の内容紹介より引用、
世界は環境エネルギーを軸にした経済成長に向けて歩み始めている。
しかし、旧態依然たる石油・原子力依存体質とネオコン追従路線、
地球温暖化対策の遅れで、国際的に孤立する日本。
“美しい国”の「不都合な真実」を暴く!
過度の石油依存と無責任な環境エネルギー政策、
そして、ブッシュとネオコンへの徹底的な黙従、
このままでは日本は国際社会から取り残される。
われわれに生き残るチャンスはあるのだろうか?
非・環境派の経済学者が読み解く、国際社会の新秩序。
ここまで。
本書は、財政学あるいは政治経済学を専門とする経済学者の先生方、
あの金子勝先生とアンドリュー・デウィット先生の共著、
編集者・K様との仕事です。
K様とは神田錦町時代によくお付き合いさせていただきました。
装丁に関しては、
エネルギーに関する分野でインパクトがあるビジュアルを
メインで使用できると理想ということで
上の大画像の写真を探し出しました(K様かボクのどちらかが。うろ覚え)。
(写真提供:アフロ)
一見、岡本太郎先生の作品?とか、新しい宇宙船のデザイン?
などとボクは感じたのですが^^
この近未来的な造形に一寸、ドキッとしませんか?
本文自体にはこのモチーフは登場しないと記憶してますが、
直接関係なくとも環境・エネルギーに関する内容のため
説明的なビジュアルでなくても
「まあ、インパクトありゃいいぜぃ」という事です^^
複数提案した案の中から選ばれたものでした。
↓表紙は、アミ点を拡大した画像を配置。心地よい荒さ。

写真を主人公に、
でも書名もしっかり目に入るように配置。
帯は発色の良い朱色文字で1C印刷です。
付き物紙資材は、
カバー・帯:コート紙 グロスPP加工、表紙:板紙
見返し:タント、別丁扉:コート紙
となります。
また、同年代でエネルギー・環境系の装丁仕事としては、
下の本もありましたね。
オイル・ジレンマ
2007年 日本経済新聞出版社刊 上製造本
真下真一先生の著書で、
編集者・H様との仕事になります。

日本経済新聞出版様との仕事_1
日本経済新聞出版様との仕事_2
日本経済新聞出版様との仕事_3
石油を中心とする資源・エネルギー業界の
利害関係者(生産国、石油会社、投資家)への丹念な取材をベースに、
高騰が続くマーケット全体の俯瞰図を描いた内容となります。
装丁に関しては、帯高デザインで
ギトギトしたオイル系のテクスチャー画像を配置してます。
本書もドキッとさせる狙いがあったビジュアルでしたが
色味がキレイなのでそちらが優先かもしれません^^
本書の造本は「角背」となっております。
なんかこうキッチリしたい本(抽象的ですが)には
この時期、よく指定させていただいたと記憶しております。
●意図・ビジュアルが似てる装丁仕事

付き物紙資材は、
カバー:Mr.B、 グロスニス引き、
帯:OKミューズガリバーリラ マットPP加工、表紙:コート紙
見返し:NTラシャ、別丁扉:ミラーコートプラチナ
となります。











