こんにちは。Saiです。
こういう方はけっこう多いかな~とも思うんですが….
ボクは子どもの頃、マンガ家を目指してました。
本気度だけは120%ありましたヨ。
最初はマンガキャラの模写ばかり…..で、
うまく似て描ければそれで満足!って世界w
オモチャはあんまり欲しくなかったけど、
落書き用スケッチブックだけは親に懇願してた時代。
で….小4くらいにはストーリーを考えて、
典型的なヒーロー物語をコマ割りしながら、
数ページ。そのときはそれが限界。
その後、小6でみんなに見せる用に気合いををいれて
20ページくらいの中編も描いたりもしてました。
テーマは「陸上」の走り幅跳びw
タイトル「陸上少年」……ウっ、…..ダサっ(笑
いまいち記録の伸びない陸上部の主人公が、
幅跳びの練習。そのジャンプ着陸の際、大きなガラスの破片を
見つけてしまう。「うわ~~~っ、アブねえ==!」
で、ヒョイととっさに飛び込み前転の体制で倒立に移行!
記録が大伸び!!!
「必殺の○○跳び====完成!」
それを武器に、日本陸上界に乗り込んでいく。という
荒唐無稽wなストーリー(爆
フフフ…..いろんなマンガの影響を受けてますが(笑
友人達も、若干ひきながら、あきれながら
見てくれた思い出があります。
まあ、でもこういう能動的な行動が将来に結びつく原点に
なりますからね。バカにはできないですよね。
現にいま遠くはない畑で仕事してますんで。
人間は、基本ワクワクすることって小さい頃も
大人になっても大きくは変わらないんじゃないかと….
そして行動のモチベーションにつながる部分も同じだと
思ってるんです。はい。
マンガを読むのはまあ好きでしたが、
読むのは描くため、研究するために読んでた。
って方が正解かもしれなかったです。
そんでもって、中学時代だと思います。
藤子不二雄先生の自伝的マンガ。
を初めて目にした時の衝撃!!
ドンピシャで読みたかった題材、胸の高鳴り、
多幸感…..今でも忘れません。
このマンガ。
作者は藤子不二雄Ⓐ先生。
藤子作品のリアル系タッチ担当。
ドラえもん、パーマンではないダークサイド(失礼)の方です。
ボクはどちらかというとⒶ先生の方が好きです。
人物、背景描き込みの多さや、重要な場面になると
コントラストの強いタッチが、こう作者の
思いが強く感じられ緊迫感がありグッとココロに
入ってくるんですよね~~。
実話を軸に創作を織り交ぜ、なかで登場するマンガ作品もちらほらと
当時の実作品が登場してます。
主人公の名前こそ満賀道雄と才野茂と変えて本名と違いますが、
他の人物、出版社などほとんど実名。
かの有名な、ビッグマンガ家を数々排出した
「トキワ荘」もかなりのページを割いて出てきます。
当然、2人の憧れの人。神様・手塚治虫氏も登場してきます。
助っ人アシとして旅館に缶詰になり、
キンチョーしながらペン入れをしていくエピソード
シーンなんかは私もドキドキしながら読んでましたw
ほぼ忠実に藤子先生お二人の出会い、学生時代から、
マンガ家としてのデビュー、そのなかでの
葛藤、成功。挫折などなど淡い恋話も
交えつつ描かれていきますね。
自分がマンガ家になりたかったせいもありますが、
主人公に感情移入….重ね合わせたくらいにはいりこんで
読みいってました。
そのなかでも私が印象に残ってるのは、
デビューして、連載や単発の仕事がかなり入ってきて
売れっ子になりつつある時。
それまで、その位置を目標にやってきた彼ら。
故郷にもしばらく帰省していなかったため、
少しぐらいの間なら田舎に仕事を持っていって
やれるんじゃないかと….。
仕事もそれなりに本数を抱えていた訳です。
帰省した気のゆるみか1本、2本と進行が遅れだし
ついには落とす(原稿が間に合わない)原稿が
ポンポンとでてしまった。
そして、最終的にはそのとき抱えていた仕事の
ほとんどを落としてしまったんです。
まだまだ新人の域をでていない頃にそれを
やってしまった訳です。
好事魔多しw
信用ガタ落ち……
そして、そんな大それた事をやってしまった彼らには
ホサれるという現実が待っていたんです。
つきあっていた編集者も冷たくなり、音沙汰なし。
このエピソードにかなりのページを割いてました。
そこから、またどうやって売れっ子に返り咲いていくのか…..
その辺りは読んでいただきたい部分なんですが…..
自分は現在「締め切り」というものが大事な仕事に
ついています….案件が重なったとき、仕事を多く抱えて、
実は売れっ子になったのでは(笑)と大きな勘違いをしそうになったとき、
マンガのこのシーンを思い出すんです。
そして気を引き締め直すんです。
調子に乗ってると魔がやってくるぞって!
ちなみに、このマンガ。
1986年にNHKでドラマ化されてます。
たしかPrt1,2と存在してるはず。
主人公の2人を長江健司氏と竹本孝之氏が演じてました。
このキャスティング。バッチリ!だったです!
当時、毎回見てましたが、夢を追う若者のひたむきな努力の姿。
そして悩んで、行動し、夢をつかんでいく「道」を爽やかに
演じられてました。
故郷の富山県高岡市も風光明媚な景色映像が、
ドラマのシーンに厚みを加えてましたね♪
Part2では、トキワ荘の同居人の妹役で
デビューしたての「森高千里」が出演してたのは
忘れていません(笑)まだふっくらしてたw
ミニスカ脚線美でブレークしたのは、
その2年後くらいですね!
↾↾↾映像でもコミックと同レベルのオススメ度!その時代の良さを二人の俳優が好演。脇役達も素晴らしい!
追記:まんが道は、初回が1970年、掲載雑誌をいろいろと変えながら、
2013年にタイトルを『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』と
変えて、なんと足かけ43年にわたり描かれていました(驚)
『愛~』の単行本はA5版で大きめ。
装丁も金箔押し加工も施し愛蔵版の豪華な装いwオススメ!
ではでは、今日はこの辺で。