佐野美術館様とのお仕事です。
長きに渡り、お付き合いをさせていただいております。光栄です。
 

ポスターデザインのラインアップ
 

さて今回は、2023.9.2〜10.22まで開催される
『命宿る ORIGAMI 吉澤章 創作折り紙の世界』展覧会、
そのポスター(B2、B3)とチラシ(A4)デザインをさせていただきました。
 

佐野美術館様との仕事_1
佐野美術館様との仕事_2

 

以下、展覧会の紹介文より引用、

 
「まるで生きているかのよう」
創作折り紙作家・吉澤章の作品はしばしばそう評されます。
いきいきと躍動感溢れる折り紙の動物や虫たちは、
どこか温もりや懐かしさを感じさせます。

 
吉澤章は対象物をとことん観察・研究し、
一枚の紙で生き物の生態や本質を表しました。
動植物や恐竜、昔話、仮面、人々の営みや感情、
抽象表現など、幅広いテーマの作品が、
こだわりぬいた美しい折り線によって生み出されました。
生き物の命の尊さや人の心のあり様をも折り出す作品の数々は、
国内外で高い評価を受け、「ORIGAMI」として世界中に広まりました。

 

生きとし生けるものと心を通わせ、森羅万象を折り紙で表現した吉澤章。
本展では、新たに寄贈を受けた作品含め約700点により、
命宿る創作折り紙の世界をご紹介します。

 

ここまで。

 

 

吉澤章先生の折り紙は、実物を拝見すると
その作品群が醸し出す生命力に驚き入ります。
確かに折り紙なんですが、我々のもつ折り紙のイメージをはるかに凌駕しています。
圧倒的な存在感そして大胆かつ繊細な造形なのです。
 

デザイン面について。
ポスターが掲出される季節は夏〜秋。
それを念頭に置き、ORIGAMI作品群の色味との調和を考え
爽やかな鶯色を基調といたしました。
 
文字類はスミor白抜きで極力色を使わず
作品を引き立てるように。
 

 
黒に近い濃色をバックに撮影された作品写真をメイン扱いに、
A4チラシ裏面の作品含め、印刷上での色再現には神経を使います。
印刷会社様のご尽力もあり初校〜再校を経て完成致しました。

 
制作進行・広報のN様、F様、学芸員のY様、そして館長のT様、
この度も誠に有難うございました。
 

展覧会は少し先の9月2日〜です。
ぜひこの躍動感溢れる折り紙の動物や虫たち700点の作品を
ご堪能頂ければと思います。

 
佐野美術館様との仕事_3
佐野美術館様との仕事_4

 

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