日本経済新聞出版様の新刊単行本です。
A5判、320頁の大部、専門書。
編著者の佐藤仁志先生はじめ計15名の
先生方の執筆で構成された書籍になります。
以下、本の内容紹介より引用、
コロナ危機が襲い、
国際協調が弱体化するなかでの新興国経済の状況を分析し、
日本がとるべき道を探る。
コロナ危機が明らかにした格差,世界経済の行方,
国際関係の再構築といった課題に対し,
貿易,国際金融,技術,格差,多国籍企業,国際秩序・協調などの地域横断的なテーマ視点からの分析と,
中国,韓国,インド,ブラジル,南アフリカなど
個別地域に焦点を当てた分析の両方から立体的なアプローチを試みる。
ここまで。
装丁のお仕事をさせていただいてると、
一般書と専門書という言葉(分野)が出てくるのですが、
自分のなかではギアを若干変えてデザインさせていただいてるつもりです。
(と書くとなんだかカッコよく聞こえますが….^^;)
さて、本書のデザインに関して、
表1・背にはインパクトのあるウイルス画像を配置(画像提供:アフロ)。
一目でその関係の本だなと認識出来る明快さを心がけてます。
そして帯の他に、表紙、見返し紙とアース系の色味使用との相対で
ウイルスのギトっとした赤の違和感を引き立てるような狙いです。
このタイトルフォントは癖がありますが、
ピタっとハマるとデザインに「艶」が出てくるよなあといつも感じます。
助けられております。
↓表紙は、紙銘柄ICHIMATSUのビターブラウンに銀特色印刷
そして、今回は長いお付き合いの編集様とはじめての編集様、自分と
3人のチーム編成で進めて参りました。
デザイン案自体もサクッとご採用いただき
スススーーッと進行した印象があります。
まことに有り難うございましたm(__)m
この本が多くの方の手に渡り、
知見をより深められ、国際情勢、経済研究のサポートになれたら
幸いに思います!
10.16頃発売予定
装丁担当