ビジネス社様の新刊単行本。
この本は昨年デザインさせていただいた
『みんな大好き陰謀論』の内藤陽介先生の著書です。
サブタイトルに『みんな大好き陰謀論Ⅱ』となっております。
以下、本の内容紹介より引用、
Qこそが正義の味方!
なぜQアノンにみんなハマったのか?
ネットならではの引き寄せ構造と、
現代格差社会の生んだ分かりやすい解釈。
これは米国だけじゃない!
人はみんなQを求めている!? (笑)
【Qアノンとは? 】
ネット上でトランプが悪の組織ディープ・ステイト(闇の政府)と
戦っていると情報を流している大本。
そもそも日本の2チャンネルの影響を受けて
米国でスタートした4チャンネルから分かれた
8チャンネルで登場したのがQであった。
ハンドルネームQの投稿が拡散されて大きなQアノン現象を生み出したのだ。
Qアノンの主張によると、
この世界は悪魔崇拝者による国際的な秘密結社によって支配されている。
国際的な秘密結社はディープ・ステイトや
カバール(陰謀団)の強い影響下にある。
彼らは合衆国政府を含め、基本的にすべての有力政治家、
メディア、ハリウッドをコントロールしているが、
その存在は隠蔽されている。
ディープ・ステイトについて従来は多くのことが秘匿されていたのだが、
トランプが2016年の大統領選挙で勝利したことで、
闇の組織ディープ・ステイトの存在が広く世間に知られるようになった。
トランプは、まさしくディープ・ステイトと戦うために大統領になったのだ、という。
〔みんな大好きQアノン!〕
これを読めば、現代の陰謀論がよくわかる!
なぜ、いつも陰謀論が流行るのか?
序章ジャーナリストも嵌ったドミニオン陰謀論
第一章大統領選挙、負けても勝ったとQアノン
第二章君にもなれるQアノン
第三章Qアノン前史―――保守系ネットメディアの曙
第四章ピザゲート事件―――子供たちを救出・・・・・・のはずが
第五章陰謀論は止まらない
第六章目覚めよ、さらば救われん―――Qアノンのカルト宗教化とその背景
ここまで。
Qアノンについては、
最近よく耳にする言葉でちょうど気になっていたため
お仕事を引き受けさせていただくにあたり
自分なりに知識を深めてまいりました。
装丁について、
方向性の若干違うルポルタージュ風案も提出いたしましたが、
インパクト優先(かな?)のこの案が最終的に選ばれました。
陰謀論本の王道装いかもしれません。
(しかし、内容は陰謀論好きな方向けではない)
このデザインの肝は、
やっぱり「Q」という文字ですね。
これを引っ掛かりとして、
またはメインビジュアルとして展開したいなと思った次第です。
しかし「Q」文字はフォントにより様々な形状があり、
ピタッとくるフォントを探し出すのはなかなかに….なかなかなのです^^
(そこが楽しい作業でもありますが)
最終的に、現状のデザインバランスとなりました。
このご時世で、おうち時間もまた増えてきているのではないでしょうか。
発売の暁にはぜひ手にとってご高覧いただければと思います!
5.25頃発売予定
装丁担当