誠信書房様の新刊単行本です。
 
A5判、246頁、ソフトカバー
編集担当・N様とのお仕事です。

 

誠信書房様との仕事_1
誠信書房様との仕事_2

 

以下、本の内容紹介より引用、
 
特殊詐欺とは何か、なぜひっかかってしまうのか、
防ぐにはどうすればよいか。

 
近年、増加の一途をたどっている特殊詐欺集団の
巧妙な組織化や被害者救済のための啓発活動など、

 
特殊詐欺に関する心理学的知見を、
自治体、警察、金融機関、司法関係者そして一般市民に向けて第一線の研究者が平易に解説。

 
日々進化する防犯事例や、効果があった市民への啓蒙方法など、
現場で活かせるヒントが満載の内容となっている。

 

目次
 
はじめに  [越智啓太]
 
第Ⅰ部 特殊詐欺の現状と問題点:特殊詐欺とは何か
第1章 特殊詐欺の阻止機会:被害リスクの分析から効果的な介入へ  [島田貴仁]
第2章 特殊詐欺における騙しのテクニック  [越智啓太]

 
COLUMN Ⅰ オレオレ詐欺の起源と歴史  [越智啓太]
 
第Ⅱ部 詐欺脆弱性とその測定:ひっかかりやすさの心理学
第3章 高齢者の特殊詐欺被害に関連する心理特性:楽観バイアスを中心に[木村 敦]
第4章 特殊詐欺脆弱性の診断は可能か  [渡部 諭]
第5章 特殊詐欺脆弱性診断アプリを用いた詐欺被害予防活動  [澁谷泰秀]
第6章 詐欺被害に関する心理特性とネット詐欺  [萩野谷俊平]

 
COLUMN Ⅱ 詐欺や悪質商法被害に対する「リスキーな心理傾向チェックシート」の作成  [西田公昭]
 
第Ⅲ部 特殊詐欺被害を防ぐための心理学
第7章 世帯レベルでの対策検討  [讃井 知]
第8章 社会的環境から詐欺被害を予防する  [原田知佳]
第9章 特殊詐欺対策におけるAIと生理心理学の活用  [桐生正幸]
第10章 特殊詐欺被害の機会を減らし,社会的関わりを増やすことは効果的か  [齊藤知範]

 
COLUMN Ⅲ 高齢化と騙されやすさ  [大庭 輝]
 
第Ⅳ部 特殊詐欺をめぐるさまざまな問題
第11章 SNS,アウトソーシング,分散化:ニセ電話詐欺組織の戦略を読み解く  [大上 涉]
第12章 特殊詐欺被害者へのスティグマ付与から考える啓発活動の留意点:「被害者は悪くない」  [土屋耕治]

 
COLUMN Ⅳ:特殊詐欺犯人は実刑になるのか、何年くらいの懲役になるのか  [越智啓太]
 
おわりに  [原田知佳]
付録:講演依頼先一覧

 
ここまで。
 

誠信書房様との仕事_3
誠信書房様との仕事_4
 
特殊詐欺を心理学的知見から述べられた内容。
詐欺に関する書籍は見かけますが、
「心理学」というところが希少ではないでしょうか。
読者層としては研究者、警察・行政担当者あたりが主かなということでした。
 
装丁についてのリクエストは、
難解な専門書風でもなく、かわいい感じ、親しみやすい風でもない
かっこいい系が理想です。とのことで、
色味としてはまずは赤系で構成。
しかし、ややもするとドギツイかなということで
別色も試してみましたが、
最終的にGOをいただいたのは当初の赤色基調でした。
インパクトはあるかなと思います。
 
書名フォントは少し細工しておりますね。
 

 
誠信書房様との仕事_5
誠信書房様との仕事_6
 

増加の一途をたどる特殊詐欺とは何か、その予防策とは?
スペシャリストの先生方が心理学の面からアプローチされた本書。
読者ターゲット層そして我々一般市民にもプラスとなる内容です。
多くの方に届かれるよう願っております。

 
…雑..感…
装丁の仕事は基本的にその書籍ごとに課題(とあえて書きますが)を
編集者から与えられ、それを形にし入稿(提出)していく仕事です。
 
これは遡ると10代受験時代のポスターカラーを使用していた頃から
同じ製作サイクル(課題〜製作〜提出)を繰り返しているなとふと感じました。
同じことを数十年間、毎日続けているのです。
 
いまだにそれを飽きたことがないというのが呆れて…
もとい驚いております^^そしていまだに楽しいのです。
 
10代からの友人との仕事_1
10代からの友人との仕事_2
………
 

9.10頃発売予定
装丁担当