東京堂出版様の新刊単行本です。
四六判、464頁、ソフトカバー仕様
大御所、池上彰先生と佐藤優先生の共著でございます。
ロシアに造詣が深い編集者Y様とのお仕事。
その流れでロシア題材の案件は多いのですが
気づいたら、もう15年近くお付き合いをさせていただいてます。
以下、本の内容紹介より引用、
ウクライナ戦争が始まって1年が過ぎるが、終結の見通しが立たない。
ロシアのねらいは何か。戦争の行方は。核戦争の危機は現実となるのか。
日本の立ち位置は。
様々な情報が飛び交う中、本書では20年以上にわたるプーチンの発言や論文を読み解き、
ロシアの内在的論理を冷静に分析することで、ウクライナ戦争の背景を探る。
歴史、民族、宗教、社会、政治など幅広い視野からアプローチした本書は、
情報戦が激しさを増すいま、現状を正しくとらえ戦争の本質を理解する
目を養う一助となる貴重な作品である。
巻末附録として1999年から2023年までのプーチンの主要論文・演説の全訳と、
2022年のゼレンスキー大統領による日本・アメリカ・イギリス国会演説の全訳を収録。
ここまで。
本文は、主に対談形式で構成されております。
そして特筆すべきは、巻末附録としてプーチンの主要論文・演説(1999〜2023年)、
ゼレンスキー大統領による国会演説の全訳(2022年)に多くのページを割いております。
大変貴重なのです。
装丁に関しては、
まず知名度の高い著者の先生方お二人、
写真を帯に入れることが前提としてあり、
(©文藝春秋/アマナイメージズ)
それでいてアカデミック、理知的な雰囲気も欲しい。
しかし学術書のような硬いイメージまではいかない。
あたりのデザイン位置。です。
帯写真は複数の候補写真を編集様からいただき、
中でも良い意味で挑発的なキメ顔タイプを選択。
全体を通してキリリッとした雰囲気になるように
心がけております。
池上先生、佐藤先生は写真を配置するだけで
装丁の存在感がグンと増すため
デザインする側としては非常にありがたい存在でいらっしゃいます。
付き物紙資材は、
カバー:パターンズF グロスニス引き、
帯:コート紙にグロスPP加工、
表紙:サンシオン、見返し:サイタン、
別丁扉:サンシオンにグロスニス加工
となっております。
いまだ続いているウクライナ戦争。
本書でプーチンの発言や論文を読み解き、
ロシアの内在的論理を分析することで、戦争の背景を探るヒントと
していただければと思います。是非にご高覧ください!
5.29頃発売予定
装丁、本文デザイン担当