朝日新聞出版様の新刊単行本です。
四六判、288頁、ソフトカバー
朝日選書のデザインになります。
またまたお声をかけて頂き光栄です。
以下、本の内容紹介より引用、
家康と氏真の交流は実に60年以上にも及んだ。
徳川の統治政策の基本は今川家にあり、
第2代将軍・秀忠後見役の女性家老は氏真の実妹・貞春尼であった。
これまで描かれることがなかった氏真の実像を、
家康との対比で掘り下げる初の本格的歴史評伝。
ここまで。
NHKの大河ドラマが徳川家康を扱っているので
家康関連の書籍も数多く出版され、
また既刊のそれらも注目されておるようです。
著者は、数え切れないほどの著書を世に送り出されている
歴史学者の黒田基樹先生です。
歴史小説の装丁仕事
装丁に関しては、
王道的な考えで、家康、氏真の家紋を敷き、
それぞれの肖像画を配置。
(素材は編集様にご用意いただきました)
大きめサイズの太明朝体で書名を。
帯に入る情報量も多いので
ネーム関係の文字サイズは限度がありますが、
それが良い対比になり、
書名にまず目がいくようなレイアウトにしております。
カバー地色は、薄グレーや茶系、鶯色など
色々試しましたが、やはり黒地はデザインが引き締まるとともに
重厚さも醸し出されるので、それを採用してます。
↓デザイン担当の朝日選書群
また、今まで担当させていただいた選書デザインを見直すと
黒地(濃色地)デザインが多いことに気づきます。
選書の題材が比較的渋い内容が多いからか、
はたまた編集様の手掛ける本が黒地に合うのか。
本書も黒地。
そういえば、著者も黒(クロ)田先生です^^
黒地色の装丁デザイン_1
黒地色の装丁デザイン_2
話がそれてしまいましたが….
この本は、氏真の実像を家康との対比で描かれている内容。
刊行時期もバッチリな書籍です。
是非ご高覧いただければと思います。
4.10頃発売予定
装丁担当