啓文社書房様の新刊単行本です。
四六判、上製、720頁(!)、本文縦組み。
以下、本の内容紹介より引用、
2万人のユダヤ人を救った、
もう一人の「東洋のシンドラー」と呼ばれる軍人
──樋口季一郎 その半生記が新版として復刻!
第二次世界大戦直前、ナチスの迫害から逃れたユダヤ難民を酷寒の満州で救済。
ポツダム宣言受託後はソ連の北海道侵攻を阻止した、陸軍中将・樋口季一郎。
氏の功績を再び世界に伝えるべく、その史実に再びスポットライトが当たる。
『アッツキスカ軍司令官の回想録』(昭和46年・芙蓉書房)
『陸軍中将 樋口季一郎回想録』(平成11年・芙蓉書房出版)
待望の復刻新版
ここまで。
装丁に関しては、
ストレートに明快さを心掛けています。
表1に配置する樋口季一郎の写真
(写真彩色:山下敦史さん)
をいただいた際、このビジュアルインパクトは
デザイン上でもう小細工は
必要はないのではと思った次第です。
極端なことを述べると、
写真と書名
これがズドンと目に入れば装丁の目的は果たせるかなと^^
それくらい説得力がある写真です。
デザインの大きな軸が決まると、
その要素に対して帯ネーム等をどうするかという考えになります。
バランスということになりますが、
最終的に上画像のように決まりました。
今回の装丁に関しては、
多くを述べると粋でないケースだと思います。
口絵にも16頁を割き、
貴重な写真ばかり掲載されております。
カバー表4には直筆の原稿写真も。
とにかく、
720頁!の読み応えたっぷりの
東洋のシンドラー、陸軍中将・樋口季一郎の
史実をぜひにご高覧下さい。
9.6頃発売予定
装丁、本文デザイン担当