日本経済新聞出版様の新刊単行本です。
A5判、288頁、上製、本文横組。
編者は野村ホールディングス・グループCEOの奥田健太郎様です。
以下、本の内容紹介より引用、
◆「ゴールベース資産管理」は、日本においても、広がりを見せてきた。
顧客と長期の契約を模索し、丁寧に顧客に向き合って資産を管理しようという
証券会社が増えてきたことが背景にある。
生き方の多様化・長寿化に対応した「ゴールを明確にした資産管理」は、
近年の投資環境とあいまって、今後さらに盛り上がりを見せると思われる。
◆2016年には、『ゴールベース資産管理入門』(原題・Personal Benchmark)を
野村グループの翻訳で2016年に出版。
本書は、その後の様々な日本の取り組みと事例について、
日本の識者が様々な角度から解説するもの。
◆執筆者の所属は、野村證券、野村総合研究所(NRI)、
NRIアメリカ、野村資本市場研究所などとなっており、
日米の比較や、様々な調査からの示唆を得られる。
ここまで。
日本経済新聞出版様との仕事_1
日本経済新聞出版様との仕事_2
装丁に関しては、
A5判の上製で、定価4,000円以上の専門書ということ。
金融リテラシーの高い読者が手にするゴールベース資産管理に
ついて述べられた内容ということを考慮し
格調高さのようなものを纏わせられたらと思いました。
文字の配置については王道的、オーソドックスですが
使用フォントに気を配り、
ケイの太さ、置き方など現代っぽさもそこはかとなく取り入れて。
使用色を絞り全体にはモノトーンの印象、
メタリックインキをポイントで使用しております。
↓スミインキには漆黒色の女神スーパーブラックインキ使用
日本経済新聞出版様との仕事_3
日本経済新聞出版様との仕事_4
モノトーンといえば、
今回、別丁扉に使用させていただいたトーンFという銘柄紙。
グレー階調に拘った紙でCool Gray、Warm Grayの2通りあり
それぞれがまた9段階ものトーンがあるラインアップです。
ボク自身は特に見返し、扉に多く使用させていただいてます。
↓トーンFの見本
本書の紙資材は、
カバー・帯:パターンズF エグシェル、表紙:ジャガードGA、
見返し:ビオトープGA-FS、別丁扉:トーンF
になります。
装丁仕事には紙選び、インキ選び(印刷)、フォント選択などなど
総合的なデザイン知識と経験が必要になりますね。
日々日々、精進でございます。
2.18頃発売予定
装丁、目次、章扉デザイン担当