MdNコーポレーション様の新刊単行本です。

四六判、240頁、ソフトカバー仕様

 

直木賞作家、あの志茂田景樹先生の著書になります。
ツイッターフォロワー数約42万人
連日、ファンの方達に向け
心に響く金言を投稿されていらっしゃいます。

 

こちらもフォロワーが多い著者の本

 

以下、本の内容紹介より引用、

 

いまの時代にこそ伝えたかった「生きる力」の身につけかた

今の自分を駄目だと思うな。
今を生きているんだから、今の自分が一番なんだ。
すべては今から始まるんだから、今の自分を信じろ。

 

直木賞作家が放つ、渾身のエッセイ。

人生には節目がある。そして良い節目もあれば、悪い節目もある。
2019年春、 79歳の僕は、とても大きなそして悪い節目を迎えました。
その年に僕は、車椅子生活を余儀なくされたのです。
(中略)
その自分を素直に受け入れて新しい自分の世界の出発点にすれば、
前を向かざるを得ないではないですか。
この本は、そうして拓きつつある僕の新しい世界を通して
生きるためのメッセージを肩肘張らずに書くことができたと自負しています。
ぜひ、ページをめくっていただければ幸せです。

 

〈目次〉
第1章 人生は今がいちばん大事なんだ
第2章 自分の人生を自分らしく生きる
第3章 あきらめない生き方
第4章 生きるための希望
第5章 前を向いて生きる

 

ここまで。

 

装丁に関しては、
編集様より、その方向性をご教示いただいた後、
表1用にと志茂田先生の近影画像を拝受しました。
 

先生のイメージ通りの色鮮やかなお召し物で
拝見すると車いすにもアクセサリー等装飾を施され
遊び心を忘れずにいらっしゃる粋で素敵な写真。

 
白地本は多いですし、差別化という意味でも
カバー地色にはビビッドな色を敷きたいなという事で
先生の髪色、洋服の色との兼ね合いを考えながら
複数試しながら。帯文字、帯地色のパターンも
検討しつつ最終的に上画像のようなデザインになりました。

 

書名の明朝体は、
タイトルや本書の内容を考えると
もう少しマイルドな雰囲気のフォントも
アリかなと思いましたが、
 

癒しばかりでない生きる強さ
メッセージとして感じさせたい。
良い意味でのクセが欲しいと
思いまして現状フォントを選んであります。
 

カバーと帯の紙は、雷鳥マットコートz
通常のコート紙よりけっこうソフトな階調に仕上がるイメージです。
それにグロスPP加工をしてバランスをとってます。

MdNコーポレーション様との仕事_1
MdNコーポレーション様との仕事_2

 

自分が学生時から
存じ上げている作家様の著書をデザインさせていただく。
これぞ装丁家冥利に尽きます。
 

憧れの作家様の仕事
 

編集者K様、版元様、そして志茂田先生。
この度は良いご縁を与えていただき
誠に光栄でございました。

 
ツイッターのフォロワーさんはじめ
先生のファンの方達など多くの読者へ
本書が届く事、心より願っております。

 

7.21頃発売予定
装丁、本文デザイン担当