青弓社様の新刊単行本です。
 
四六判の上製。本文380ページ!
 

以下、本の内容紹介より引用
 
戦後の日本と中国は、対立と友好の狭間で揺れ動きながら関係を形作ってきた。
そのようななか、日本の文学は中国でどう翻訳されて、
中国の人々にどう受容され、いかなる影響を与えてきたのだろうか。

 
1960年代から70年代までの井上靖『天平の甍』の翻訳と舞台化、
70年代末から80年代末までの日本推理小説や映画のブーム、
80年代末から2000年代にかけての村上春樹『ノルウェイの森』の翻訳と受容という
3つのテーマに焦点を当てる。そして、国交正常化、文化大革命、社会主義の諸政策など、
各時代の社会的な背景とともに人々の翻訳の受容の実態を浮き彫りにする。

 
日本文学の翻訳・舞台化・映画化を中国の政治・経済・法律などの諸制度とも絡めて考察して、
原作-翻訳-受容のダイナミックな相互作用が中国社会に与えたインパクト、
そして文学と社会の共振の諸相を描き出す。

 

ここまで。

 
前投稿本に続き、こちらも赤い装丁です^ ^
 
↓表紙と見返しは落ち着いた赤のトーンでまとめてます

 

この本は、戦後の中国で翻訳出版されたり
舞台化・映画化されたりしている日本文学に光を当てて、
社会主義体制や文化大革命、検閲など、
社会状況とどういう関係性を結び、中国の人々に
どう受け入れられてきたのかを明らかにする研究書。
 

編集様からは、
翻訳という営み=国際交流のダイナミズム、
戦後直後から今日にいたる日中関係の歴史をカッチリした印象にしたい

とのリクエストをいただきました。
いくつかの画像を共有して装丁イメージを練って参りました。
 

最終的には、
このような赤ベースの抽象的な画像を敷いた案に決定。
タイトル、副題等文字の配置、
ここにポイントを置いてます。
 
カッチリとした感じになってますでしょうか^ ^
 
カバーの紙銘柄はインキ発色の良いミセスB-FSC認証にマットPP加工。
表紙、見返し等は色バリエのあるラシャ紙でまとめてあります。
 
この本のヒットを心より願っております。
興味のある多くの方に読んでいただきたいです。

 

2.26頃発売予定
装丁担当