岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
四六判、208頁、上製造本
ジェレミー・ホームズの著書、
筒井亮太先生の訳、岡野憲一郎先生が日本語序文ご担当です。
以下、本の内容紹介より引用、
自由エネルギー原理で心理療法を検証する、
精神分析的臨床家ホームズの最新論考。
アタッチメントや神経科学の視点も踏まえ、
科学として心理療法を見つめ直す。
心理臨床家はもちろん、
「こころ」に関心を持つあらゆる読者の知的好奇心を満たす。
理解を助ける用語解説付き。
目次
日本語版序文(岡野憲一郎)
イントロダクション
第一章 ■ 自由エネルギー原理
第二章 ■ 精神分析との反響点
第三章 ■ 関係性神経科学
第四章 ■ 自由エネルギーと精神病理
第五章 ■ トップダウン/ボトムアップの自動性を切り離す
第六章 ■ FEPとアタッチメント
第七章 ■ 治療的会話
第八章 ■ 心理療法の実践的含意
エピローグ
用語集
謝 辞
翻訳者あとがき(筒井亮太)
参考文献
索 引
ここまで。
精神分析の専門書になります。
自由エネルギー理論という最新の科学理論や脳神経科学の成果で
心理療法を科学的に検証してみるという内容です。
編集担当・S様より読者層としては
昨年デザインさせていただいた
こちらの本と重なるかなということでした。
本文ゲラをいただき拝見すると、
専門書ということもあり
自分には難しめな内容ではありましたが、
精神分析や心理臨床の領域で働いている人はもちろんの事、
知的な文献を好まれる方が読みたくなるような装丁が
できれば良いなあと心がけました。
上にプラスして自分自身が手に取りたくなるような
本のデザインという思いも大切に。
↓(カバーでなく)表紙は、紙銘柄:TS-1にスカイブルー1C印刷
TS-1使用の装丁デザイン_1
TS-1使用の装丁デザイン_2
今回は帯高デザイン。
カバー・帯加工はマットPP加工にし落ち着きを、
また、フォントの字間は意図的にパラパラとさせ、
その中でも「脳」という字に
目がとまるような狙いも持たせてあります。
岩崎学術出版社様との仕事_3
岩崎学術出版社様との仕事_4
心理臨床家の皆様はもとより、
多くの「こころ」に関心を持つ読者の方々へ
本書が届かれることを願っております。
是非にご高覧くださいませ。
7.12頃発売予定
装丁担当