書名は『存在の7つの層』副題は『シータヒーリングの哲学』。
この版元で、ヴァイアナ・スタイバルさん著書のシータヒーリング本は
5冊目の刊行になると思います。

それだけ読者が多い人気著者という事が分かります。

 

前4冊は著者やそのパートナー(共著時)との写真を使用していましたが、
今回は原書ビジュアルを使用させていただきました。

 

イラスト密度があり、なかには黒色も使用しているのでコントラストも強く見える絵です。
それに負けないタイトルフォントは何かと考え、
いくつかシミュレーションしながらこの明朝体にしました。

 

細いですけどフォルムが実に力強いフォントですよね。
フォントワークスの筑紫Bオールド明朝という書体です。
キレがあります。

 

デザイナー、装丁家は書体にこだわりのある方が実に多く、
近年のデジタルフォント氾濫^  ^状況からも、
使用しているフォントを見ればそのデザイナーの考え方さえ
分かるように思うのです。

 

そして、多くの方が(例えば個人デザイナーとしたら)決して安くはない年間使用料を
支払ってデザインしているのですね。
それだけ払ってるんだから良いデザインをするぞ!という
肚が座るのです。その決意が仕事を引き寄せてくると
いっても言い過ぎではないと思います。

 

装丁担当。